「トイザらス」がデジタルストアで復活
昨年、米国内735店舗を閉鎖した米国「トイザらス」が、小売大手「Target(ターゲット)」と提携してデジタルストアを再開。2018年の破産申請から約1年半を経過し、競合する業界のリーダーが手を差しのべたようだ。
再開したデジタルストアでは、レビューや最新のトレンド、玩具ブランドに関するビデオもしくは記事でカスタマーが必要とする商品への誘導を支援。購入自体は、Target.comに遷移して完了となる。
また、米国の小売業者が提供するさまざまなサービスの選択が可能。たとえば、無料配送(条件付き)や同日のうちの受け取り、Target会員としての特典に簡単な店内返品などもできる。
11月には、テキサス州ヒューストンとニュージャージー州パラマスにオープンする新しいトイザらスの体験型小売店もTargetが支援するとのこと。
トイザらスのリスタートとはいえ、Targetがブランドを借りているだけのようにも感じる提携の姿。だが、アメリカを代表する玩具店のブランド力がいかに強いかがわかるニュースといえる。
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