「お持ち帰り袋を全廃」。日本国内の「パタゴニア」直営店が実施を発表
環境を守る取り組みで知られる「パタゴニア」の日本支社は、2020年4月1日から日本国内の直営店全22店舗で「お持ち帰り袋」を全廃することを発表した。
同時に、今月16日からは、各直営店で、利用客に向けて「使用しないマイバッグ」の提供の呼びかけを開始。その理由は、全廃後に「どうしても袋が必要……」という顧客のために、好意によって回収したマイバッグを活用する「エコバッグ・シェアリング」をおこなうためだ。
パタゴニアは、これまでもお持ち帰り袋がゴミにならないための数々の対策を打ち出しており、1989年からは再生紙100%のものを提供、また2000年代後半にはデポジット制の導入などを実施してきた。
その甲斐あって、いまや利用客のマイバッグ持参率は80%を超えるという。
地球を救うためにビジネスを営む──そんなミッションを掲げるパタゴニアとそれを支持する顧客によって、地球環境問題への取り組みの新しいスタンダードが形作られていくのだろう。
Top image: © 2019 NEW STANDARD