商品化されなかったドムドム「ボツバーガー」を刮目せよ!

大胆不敵で奇想天外。他では絶対マネのできないバーガーこそ「ドムドムハンバーガー」の身上。だが、商品として登場する変わり種のバーガーたちは、氷山の一角に過ぎなかった。

日の目を見ることなく消えていった衝撃の“ボツバーガー”を、メニュー開発者の浅田裕介氏自らが解説。ここでしか見れない衝撃の問題作。ドムドムのチャレンジングスピリットの源泉だ!

悪ふざけが過ぎた、と自ら反省
「ネギトロバーガー」

©2019 NEW STANDARD
浅田裕介氏(以下、浅田)

居酒屋での食事中に「バーガーではさんだら美味しそう」と、ふと思いつき、ほとんどノリで考案しました。試食もせずに役員会で提供したんですが、ネギトロのニュルッとした食感に、僕も含めその場にいた全員が吐き出しちゃいました。

【商品構成】
醤油ベースのソースにワサビもトッピング。あったかいバンズと冷たいネギトロの不思議な組み合わせ。

【ボツ理由】
・悪ふざけがすぎる
・中のぬるっとした感じがたまらなくマズイ

味は至高も、ボツ理由に納得(笑)
「納豆バーガー」

©2019 NEW STANDARD
浅田

かれこれ5〜6回は試作を繰り返していますが、なかなか社長が首を縦に振ってくれません。もう、ここまできたら意地です(笑)味は保証します。めちゃくちゃ美味しいですよ。

【商品構成】
照り焼きソースをからめたビーフパティと納豆の組み合わせ。刻んだネギの香りもいい。マヨネーズとの相性も抜群。

【ボツ理由】
・好き嫌いの別れるメニュー
・挑戦的すぎる
・味は最高。奇跡。至高!
・テイクアウトしたとき袋を開けると爆裂に臭い

げそフライの弱点を露呈
「イカげそクラーケンバーガー」

©2019 NEW STANDARD
浅田

試作当時は、げぞの唐揚げが大きくて、海の魔物「クラーケン」っぽさがもっと出ていました。ただ、いかんせん食べにくい。「これどうやって食べたらいい?」まあ、そうなりますよね。

【商品構成】
イカげその唐揚げを大胆にサンドした、衝撃満点のビジュアルバーガー。特製醤油ソースとマヨネーズでいただく。

【ボツ理由】
・見た目がグロテスク
・これはいかがなものか
・イカげそが噛みきれず一口ですべて出てきてしまう

ニンニク愛深きゆえに…ボツ
「がりがりガーリックチキンバーガー」

©2019 NEW STANDARD
浅田

これも思い入れのある一品です。世のニンニク好きへ捧ぐ「DOMDOM presents for GARLIC LOVER」をコンセプトに考案した、ニンニク三昧のバーガーです。味は最高なんですけどね。

【商品構成】
鶏もも肉唐揚げにニンニクチップ、フライドガーリック、ガーリックチーズソース、さらに丸揚げのニンニク7個をトッピング。

【ボツ理由】
・やりすぎである

バーガーにした意味を問われ…
「のり弁バーガー」

浅田

「のり弁」を完全再現しました。弁当として食べて美味しいんだから、バーガーにしてもいけるだろうなと思ったんですけどね。

【商品構成】
白身魚のフライとタルタルを、さらに丸く固形して油で揚げたごはん、おかか、のりを加えてバンズではさむ。

【ボツ理由】
・バーガーショップに来る客層が買うかが疑問
・美味しいがバーガーにした意味がわからない

バンズより、やっぱり白米
「うな玉バーガー」

浅田

原価無視でつくったんですが、反響はイマイチでした。「土用の丑の日」限定でも出したかったんですけどね。

【商品構成】
人気商品の「手作り厚焼き玉子バーガー」にうなぎの蒲焼をはさむ。タレがからんだ卵焼きも絶妙。

【ボツ理由】
・結局、ゴハンでいいじゃん
・さすがに価格が合わない

バンズにはさめないモノなし
メニュー開発者の飽くなき探究心

この他にも「トムヤムクン」「チーズダッカルビ」「じゃこ天」「サバの中華チリソース」「ラザニア」「油揚げ」「ししゃも」など、ボツバーガーを挙げればキリがない。

食べ歩きでインプットした「バーガーにしたらおもしろい、おいしいアイデア」をストックし、とにかくどんなモノでもバンズにはさんでみないと始まらない。誰もがあっと驚く組み合わせを探りながら、真面目にふざける浅田氏だ。

©2019 NEW STANDARD

写真はボツとなったバーガーの資料。ほんのごく一部だ。「想定価格」や「構成」「ポイント」のほか、「ボツ理由」が細かに記されデーターベース化されている。試食会においての率直な感想やフィードバックに目を通せば、辛辣で核心を突く意見のなかにも、応援あり、ツッコミもあり、ものづくりに対する愛が伝わってくる。

ここに紹介したボツバーガーと商品化されたメニュー。どちらも紙一重と思えてしまうのは、自分もまたドムドム世代の一人だからだろうか。

Top image: © 2019 NEW STANDARD
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