あなたにとってのエッセンシャルは何ですか?
俺は現在、自宅のあるブルックリンを離れ、同じニューヨーク州内の田舎町に家族で滞在している。ロックダウンから1ヶ月が経過して1ヶ月近くが経ち、 急激な変化でストレスはありつつも、この生活にもなんとなく慣れてきた。
NY市内で自粛中の友人家族とかもみんな元気でやっていて、週末は人のいない田舎町へいくとか、家でみんなでカラオケするとかしてるみたい。この先コロナウイルスとの戦いはいつまで続くのかはわからない。とにかくこの生活に慣れていくしかない。
日本の友人から連絡をもらったりもするが、むしろ日本の方が「疲れてる」印象だ。友人の一人も「ウイルスより、むしろ人が怖い」と言っていた。先行きの見えない不安と急激な変化のストレスが蔓延しているなぁ、と心配してる。
この瞬間も、ポジティブに誰かの仕事を作ったり、誰かの生活を支えようとしてる人がいるわけで、文句ばっか言ってないで、少しでも元気出そうぜ!って感じ。ネットを見れば、他人を批判したり、文句を言ったり。今は何が正しい、何が間違ってるなんて、わかりっこないのに、ぎゃあぎゃあ言っても時間の無駄だと思う。それよりも、周りを元気づけるために、素敵な音楽やアイディアを発信してる人は素晴らしいなと思う。 何がエッセンシャルで、何が不必要かは個人によって違うし、いろいろ論争あるけど、文句ばっか言う前に、前向いて頑張ろうよ!って。前向いて頑張れる状況じゃないなら、とにかく小さな喜び見つけて、少しでも楽しもうよって!
我が家もギスギスする時間あるけど、そういう時はとにかくいい感じの音楽かけるようにしてる。ギスギスした心じゃ、他者を思いやったり、優しくしたり出来るわけない。俺は思いやりも優しさもすべては想像力だと思う。その想像力を広げてくれる音楽や芸術は、不安やストレスで荒んでいくのを防ぐという意味ではエッセンシャルだと思う。 自分自身のエッセンシャルにとことん向き合ってもいいんじゃないかな?
あなたにとってエッセンシャルはなんですか?
1985年生まれ。NYブルックリン在住のラッパー。一児の父。飛騨高山出身。趣味は、音楽、旅、食べること、森林浴。NYでの日常生活で感じたこと。そこからポジティブなメッセージを伝えていきたい。