今夏「ゴキブリ」と戦わなくてすむための対策法

「1匹見たら、100匹居ると思え」

 

これは、部屋でゴキブリに遭遇した時の通説として、昔から語られてきた有名なフレーズだ。恐ろしい。真偽のほどは置いておくとしても、単純に恐ろしい。

夏は彼らの活動がもっとも活発になる季節。「出会ってからなんとかする」では遅い。だって出会ってしまったら、正面から向き合って、戦わねばならないのだ。無理。

願わくは、一生その姿形を目の脇にも入れたくない。そう思っている人は、きっと少なくないはずだ。ということで今回は、「そもそもゴキブリに出会わないためになんとかする」方法を調査・ご紹介したいと思う。

彼らは2億5千万年も前から、たとえ恐竜が滅びても行き延びてきたツワモノだ。絶対に、出会ってはいけない。出会わないことが、お互いの幸せなのである。

【まずは敵を知るべし】 ゴキブリってどんな生き物?
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【まずは敵を知るべし】
ゴキブリってどんな生き物?

何事も対策は「相手」を知るところから。基本に沿ってスタートしよう。どうしても気分が悪くなったら、窓を開けて深呼吸、イケメンの顔を思い浮かべる、コーヒーブレイクなどで気分転換を。

1、ゴキブリの生態とは

ゴキブリは集団で生活し、夜行性。暗くて暖かく、狭い場所を好む傾向にある(テレビ、電話、PCなどの電気製品の中にいることも)。湿気の多い所も好き。

また、大変な雑食性で、食べかすはおろか、壁紙や本の表紙、仲間のフンなどあらゆるものを食べるのだとか(ダンボールを放置している人は要注意!食料にも寝床にもなる)。

繁殖力も非常に高く、一般家庭でよく見られるクロゴキブリの場合、1匹のメスが一生に産む子どもの数は500匹。

視力は悪いが危険をすぐさま察知し、驚異的なスピードで逃げていく。1秒間で体長の50倍の距離を移動できるが、これは人間の身長に換算した場合、なんと時速300Km以上。新幹線よりも速い計算になる。壁に沿って走る習性がある。

2、ゴキブリの害とは

ゴキブリは、見た目や神出鬼没なことが不快なだけでなく、サルモネラ菌、赤痢菌、小児麻痺ウイルスなど、さまざまな病原菌を運搬したり、フンや死骸などがアレルゲンになることも。

室内に置いてあった食品を食べるだけではなく、電気系統のショートを引き起こすこともあるという。

3、日本の室内に現れる代表的なゴキブリたち

・クロゴキブリ
体長30~40mm、黒褐色で、全国的に分布し、一般家庭でよく見られる。成虫は6~7ヶ月月生きる。

・ヤマトゴキブリ
体長25〜35mm、日本国有種で、北海道、本州に分布し、屋内にも屋外でも見られる。雌は羽が短く、腹部の中央までしかない。

・ワモンゴキブリ
体長30〜45mm、日本における屋内性ゴキブリとしては最も大型。もともとは南九州から沖縄にかけて生息していたが、ビルの増設や温暖化によって急速に分布を拡げ、現在は沖縄から北海道まで広く見られる。

・チャバネゴキブリ
体長11~15mm、黄褐色で、全国的に分布し、ビル・飲食店などでよく見られる。薬剤に対して抵抗性を持つものも出てきており、成虫は4~5ヶ月生きる。

【いつやる?】 ゴキブリ対策は夏までに!
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【いつやる?】
ゴキブリ対策は夏までに!

気候温暖化や住環境の向上によって、今や一年中生存可能になったとも言われているゴキブリたちだが、一般的に成虫は摂氏20℃以上の環境でなければ生息しにくい特徴を持つので、冬には死に、卵が越冬し、翌年暖かくなってから孵化する。そして梅雨が開けた頃、彼らは一気に活動を本格化させる。

25℃を超えると繁殖も活発になり、卵を多く産むようになるため、うかうかしていると室内に侵入した複数の個体がどんどん仲間を増やしてしまう。もし、自分の家で卵を産まれでもしたら……(震)。

そんな地獄より恐ろしい未来を避けるためにも、ゴキブリ対策は夏までに済ませよう。

参照元: Lidea, DUSKIN

【ゴキブリ対策】
出会わないために出来ること

1、クローブ(スパイス)を置く

クローブと言えば、漢字で丁子と書き、昔から漢方の材料に使われたり、チャイの中にも入っているメジャーなスパイス。スーパーなどでも手に入れられるこのスパイスには、ゴキブリ避けの効果が期待できるという。

これは、クローブに含まれゴキブリなどが嫌う「オイゲノール」という香り成分による効果と言われ、オイゲノールはシナモンなどにも含まれているそう。ネットなどに入れて侵入経路になりやすいベランダや玄関、台所などに置くと良いそうだ。

ただし、ペットや赤ちゃんなどがいる家庭では、誤食の危険性があるため、設置方法を工夫するなど万全の対策が必要。

【ゴキブリ対策】 出会わないために出来ること
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2、ミントなどの「ハーブ」を育てる

市販されている化学的な忌避剤などに比べれば効果は弱いものの、「ミント」、「セロリ」、「レモングラス」、「クミン」、「キャラウェイ」などのハーブの香りは、ゴキブリが嫌うものとして有名。こうした強い香りのするハーブを庭や窓辺で栽培するのも、ゴキブリ対策としては良いようだ。

植物を育てることは、自宅で過ごす時間が増えた今、目にも優しく癒されるし、食事に取り入れることもできて一石三鳥。

収穫した葉を乾燥させて、ゴキブリの侵入・出没しそうな場所に置いたり、精油(アロマオイル)を用意してスプレーしたり、ディフューザーで使用しても良いが、ペットがいる場合は、精油は悪影響を与えてしまうと言われているため、注意が必要だ。

3、天敵を飼う(猫、クモ)

「アダンソンハエトリ」という小型のクモをご存知だろうか。体長7mmほどで室内で遭遇することが多く、一般的なクモのように糸は張らずにぴょんぴょんと跳ねて移動したりもするかわいいヤツだ。虫が嫌いな人は、目撃するや否やうっかり叩き潰してしまいそうだが、彼らはダニや小型の虫をエサとしており、ゴキブリの子どもも食べてくれるとして、実は一部では絶大なる人気と信頼を得ている存在だ。

成虫の天敵となるクモと言えば、「アシダカグモ」だ。“家の守り神”などとも呼ばれるクモだが、こちらは大きな個体で全長が10cm以上とかなりの大きさがあるため、遭遇の仕方によってはゴキブリ以上に恐怖を覚える可能性はある……。

ただ、この記事を読んでいる人に限っては、クモかゴキブリかという選択を迫られるなら断然クモであることは間違いない。今後は是非、自宅の壁にクモを見かけても、叩き潰さず共存の道を歩んで欲しい。

また、動くものが大好きな「猫」たちも、家族として一緒に暮らせばゴキブリ対策には一役買ってくれるかもしれない。知人宅では、猫を飼ってから15年一度もゴキブリと遭遇したことはないとか。その代わり、黒くて細い何者かの「脚」が落ちているのを発見したことはあるそうだ。一役買ってくれる具体的な仕組みはあまり考えたくない……。

 ハーブを育てる、クモを飼うなど、出会わないためのゴキブリ対策
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4、業者に依頼

「やっぱり、自分たちだけの対策では不安が拭いきれない……」

そう思う場合は、害虫駆除専門の業者に対策を依頼するという方法もある。専門業者でも、まずは「室内への侵入経路を封鎖する」という対策を取ることが多いが、これは排水管の隙間、換気扇、エアコンの室外機のホース、窓など、ゴキブリの幼虫はほんの数ミリの隙間があれば室内に侵入することができるため。

室内に侵入されてから対策を取るとなると、ペットや小さな子どもがいる場合は特にできることも限られてしまう。業者によって、薬剤を使用する場合でも散布型ではなく設置型のものを使用するなどの工夫もあるが、まず何よりも「室内に侵入させない」ということが大事になってくる。

価格も5000円台くらいからさまざまあるので、内容と見積もりを相談の上ベストな業者(参考:DUSKIN)を利用してほしい。

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まとめ

最後になるが、実は本来ゴキブリは、森や自然の中に暮らす住人であり、日本にもまだまだたくさんの種類のゴキブリがひっそりと暮らしているのだとか。「悪いヤツ」という一方的な決めつけは、正解ではないのかもしれない。が、やっぱりキモい。無理。

また、今回紹介したゴキブリ対策は、ものによってはあまり効果が期待できないこともあるだろう。効き目が高いものも、絶対とは言い切れない。しかし、「何もしない」のとは大きな違いがあるはず。

合わせて、台所周りや食品系のゴミなどが落ちている可能性のある場所はこまめに掃除する、食品や食べかすのついた食器、不衛生なゴミなどを放置しないなど、日頃から気をつけられることはまだまだたくさんある。

努力は報われる、そう信じて、今夏の諸君の健闘を祈る。

 

GOOD LUCK !!!!!!!!!

 

Top image: © patrimonio designs ltd/Shutterstock.com
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