ジュエリー大手「Pandora」が100%リサイクルシルバーとゴールドへの移行を約束
大手ジュエリー会社「Pandora」が、2025年までに新たに採掘したシルバーとゴールドの利用をやめ、100%リサイクル原料のみでアクセサリーを製造することを表明した。
シルバーやゴールドをリサイクルすることは、新しい原料を採掘するより少ない資源でおこなえるといわれており、再利用率100%にすることで加工過程で使う資源も削減可能に。
Pandoraのサステイナビリティ部門トップのMads Twomey-Madsenによると、CO2に関していえば、シルバーは従来の排出量に比べて再利用だと3分の1に削減でき、ゴールドは従来に比べ約600倍少ない排出量に抑えられるとか。
シルバーとゴールドは質を落とさず、一生リサイクルが可能にもかかわらず、まだ世界全体のシルバー製品のたったの15%ほどしかリサイクル原料でできていないという。
CEOのAlexander Lacikは「私たちは、自社の100%リサイクルシルバーのジュエリーのような、製造者としての社会的責任を自覚したラグジュリー製品を作る文化を築きたいと思っている。その実現に貢献できることを、これからも続けていきたい」と熱く語った。
Top image: © Pandora Inc.