【心理学者が指摘】「テキストメッセージ疲れ」の原因とは?
以前は友人とのテキストメッセージのやりとりが楽しかったのに、最近はなんとなく面倒に感じるようになった......。
アメリカの臨床心理学者のAlexandra Lash博士と臨床療法士のCaroline Given氏によると、そんな感情の変化には、じつは“今”という世情が関係しているのだとか。
新型コロナウイルスの影響で学校や職場が封鎖され、授業や業務連絡もオンラインベースに移行。人と直接会う機会が減り、テキスト上のコミュニケーションの重要度が高まった。以前は息抜きとしてのテキストメッセージでのやりとりが、勉強や仕事といった重要な事項と結びついたことで、オン/オフの境界線が曖昧になったと両氏は指摘する。
また、「感情を明確に表現する難しさ」や「発する言葉への責任の重さ」といったテキスト特有の性質も関係しているとGiven氏は加える。
そんな新たなストレスへの対処法は、テキストへの返信をやめて、直接電話をすること。
もしアナタがテキストでのやりとりに疲れを感じているなら、文字を打ち込む代わりに、喜怒哀楽がこもった肉声でのコミュニケーションを......。
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