壁の穴から「ラム肉」が!?一度見たら忘れられないCM

おいしいものは、どんなときでも人々の心をつなぐ……。

それを象徴するかのような、ユニークな広告をご紹介しよう。

舞台は、2031年のオーストラリア。コロナ禍をきっかけに、オーストラリアの州境は巨大な壁によって分断されていた。

ある日、壁から漂ういい匂いに気づいた老人。彼を取り締まろうとしていた警備担当者も匂いに誘われ、壁の穴をこじ開ける

すると、壁の向こうからおいしそうなラム肉を差し出す手が。ラム肉をひと口食べた老人からは、満面の笑みがこぼれる。

その表情を目撃した人々が、ラム肉を求めて壁に大勢で群がった結果、圧に押されて壁は崩壊。10年に渡り分断されていたオーストラリアは、ふたたび平和的な統一国家としての道を歩むのであった。

© Australian Lamb/YouTube

「ラムを作ろう、壁ではなく」というタイトルで公開されたコチラは、オーストラリアのラム肉メーカー「Australian Lamb」が制作したもの。

まるでコメディのような仕上がりになっているが、その想いは至って真面目

「オージー・ラム(オーストラリア産仔羊肉)だけが、国境を打ち破り、バーベキュー台を囲んで州をひとつにする力を持っています。なぜなら、私たちを団結させるものは、私たちを分断させるものよりもおいしいからです。ラムをシェアしよう

どこまでもラム推しな同メーカーだが、それもそのはず。

オーストラリアは、世界でも有数の高品質ラム肉の産地であり、衛生面においても非常に安全であることが認められているからだ。

見えない壁に分断されている今の世の中も、おいしいものがつないでくれますように。

Top image: © iStock.com/robynmac, iStock.com/Cunaplus_M.Faba
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