地産コスメ!捨てられてしまう特産品を救えるプロジェクト

“農業廃棄物”という言葉をご存知だろうか。

毎年約137万トンにも及ぶ、まだ食べられるのに捨てられてしまう果物野菜である。

傷もの実が小さいものなど、出荷選定の際に規格外品に振り分けられる農産物や、採取の難しい高所にあるために放置されるものが含まれる。

この問題を解決するために、鹿児島・大隅半島で、自然由来成分100%の化粧品作りをおこなう「ボタニカルファクトリー」「たんかん農業廃棄物買取りプロジェクト」を開始した。

「たんかん」は、南大隅町特産の柑橘類。芳香と甘みが特徴で、年間340万トン収穫されるが、そのうち数トンが規格外として廃棄対象となっていた。

同社は、運営するコスメブランド「ボタニカノン」の原料として、毎年500kg~700kgを買い取り、化粧品の芳香成分として使用してきたが、使用量や使用使途に限りがあり、農家への支援につながっている実感がなかったという。

そこで今年は、例年の2倍の約1,500kgの買い取りを目指し、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で資金の募集を開始した。

支援者には、まだまだおいしく食べられるたんかんや、「鮮度や旬をお届けする地産コスメ」のボタニカノンシリーズなど、お得な返礼品が用意されている。

化粧品原料費の出資というカタチで原材料の調達から参画し、農業廃棄物を再利用したオーガニックコスメを使うことで、生産者とつながる……。

無理なく、新しいカタチで、サステイナブルなコスメ作りに貢献できるクラウドファンディングは、2月21日までコチラで受付中!

© Y Kuroki/YouTube
Top image: © ボタニカルファクトリー【公式】
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