セレブの新たな副業はプロテイン?コスメに代わるトレンドとして急拡大

メイクやスキンケアに代わり、今、プロテインバーやシェイク、パウダーといった健康補助食品の分野に参入する動きがハリウッドで加速している。

俳優やアスリートが続々と独自ブランドを展開

2025年1月、自己啓発の分野で知られるメル・ロビンス氏がポケットサイズのプロテイン飲料「PureGenius Protein」を発表した。

これを皮切りに、クロエ・カーダシアンのプロテインポップコーンや、ヴィーナス・ウィリアムズの植物性プロテインパウダーなど、俳優やインフルエンサー、アスリートによる独自ブランドの展開が相次いでいる。

アーノルド・シュワルツェネッガーの息子であるパトリック・シュワルツェネッガーも母と共にプロテインバーを開発するなど、家族で参入するケースも見られる。

また、ジェニファー・アニストンがVital Proteinsのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めたり、ザック・エフロンがKodiak Cakesのチーフ・ブランド・オフィサーに就任したりと、既存ブランドの顔として深く関わるケースも増えている。

美容から健康へのシフトと「痩身志向」の再燃

かつてカイリー・ジェンナーやリアーナらが牽引したセレブコスメブームだが、パンデミックを経て「クリーンガール」と呼ばれるナチュラル志向のメイクが広まり、コスメ熱は一段落した感がある。

代わって台頭したのが、健康や体型維持に直結するプロテインだ。Bain & Companyの調査によると、プロテインをもっと摂取したいと考える米国の消費者は2022年から2025年にかけて33%から44%に増加しており、この需要の高まりがセレブたちの新たなビジネスチャンスとなっている。

しかし、このトレンドの裏には、GLP-1受容体作動薬などの痩身薬ブームに象徴されるような、「痩せていることが正義」という価値観の回帰も透けて見える。

プロテイン摂取の推奨が、単なる健康増進ではなく、スリムで引き締まった体型を目指す現代版のダイエットカルチャーとして機能している可能性も否定できない。

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