空港での食事は持参が正解か。「エアポート・ピクニック」が新たな旅のトレンドに
法外な価格、長蛇の列、そして限られた選択肢。空港での食事に、そんな悩みを抱いたことはないだろうか。
今、こうした課題に対するシンプルかつ賢い解決策として、「エアポート・ピクニック」という新たなトレンドが、TikTokやInstagramを中心に広がりを見せている。
時間とお金を節約し、ストレスも軽減
エアポート・ピクニックとは、その名の通り、自宅で食事を用意したり、空港へ向かう前にテイクアウトを購入したりして、空港内でピクニックのように食事を楽しむこと。
高価で画一的な空港内の飲食店に頼らず、チーズやフルーツの盛り合わせから、手作りのサンドイッチや寿司まで、自分の好きなものを好きなタイミングで食べられるのが最大の魅力だ。
他の乗客が長い列に並んでいる間に、搭乗ゲートの近くでゆっくりと食事を楽しむことができるため、時間とストレスの節約にも繋がるという。
© antoinetteflocel/TikTok
空港では別行動?そしてピクニック
このトレンドは、夫婦が空港内では別行動を取る「エアポート・ディボース(空港離婚)」と同様に、旅のストレスを軽減するための賢い工夫として注目されている。
エアポート・ディボースが、それぞれのペースで過ごすことで衝突を避けるのに対し、エアポート・ピクニックは、食に関するストレスを解消し、旅の満足度を高める効果が期待される。
専門家も、このトレンドが単なるSNS上のかわいらしい動画にとどまらない、実用的なメリットを提供すると評価しているようだ。
もちろん、ドレッシングやフムス、柔らかいチーズといった液体状のものは、保安検査場の液体ルールに従う必要があるが、ほとんどの固形の食べ物は問題なく持ち込むことができる。
© saraleelittle/TikTok
Top image: © iStock.com / Tzido






