すきっ歯をメイクで再現するコスメが登場、歯を削らずに印象を変える新たな表現方法

有限会社コスメティックカルチャーは、歯に塗ることで「すきっ歯」のような見た目を再現できる化粧品を発売すると発表した。

この『コスメティース・G-T』は、上前歯にラインを描くことで視覚的な隙間を作り出し、歯を削ることなく口元の印象を変化させるアイテムだという。コスプレやアート表現における新たな選択肢として、2026年4月30日より販売が開始される予定とのこと。

歯にラインを描いて隙間を演出する特殊メイク

今回発売される商品は、上前歯の中央部分に赤黒いラインを一本引くことで、あたかも歯と歯の間に隙間があるかのように見せる仕組みを採用しているらしい。

物理的に歯を加工するわけではないため、メイクオフする要領で歯磨きを行えば簡単に元の状態へ戻せるとのこと。食事をしなければ約20時間の持続が可能であり、金属歯や義歯にも使用できる仕様になっているそうだ。

主成分には食品に使用される原料が用いられ、防腐剤は不使用という配慮もなされている。価格は16,500円で、一本あたり約200回分の使用が可能だという。

© 有限会社コスメティックカルチャー
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海外では幸運の象徴とされるラッキーギャップ

開発の背景には、歯並びに対する美的感覚の変化や多様化があるようだ。

日本では白く整った歯並びが一般的とされる一方で、海外の一部地域ではすきっ歯が「ラッキーギャップ」や「チャーム」と呼ばれ、幸運や個性の象徴として親しまれているとのこと。ファッションやサブカルチャーの文脈においても、この特徴的な口元をアイデンティティとして取り入れたいというニーズが存在するのかもしれない。

同社はこうした需要に着目し、撮影やイベントなどのシーンで手軽にイメージチェンジを楽しめるツールとして本商品を開発したという。

© Cosmetic-culture Movie/YouTube

表現の幅を広げる歯の化粧品シリーズ

これまで歯の色を変える化粧品を展開してきた同社だが、今回の新商品は色だけでなく形や印象そのものをデザインする段階へと進化したといえるだろう。

一度きりの撮影やキャラクター表現のために歯を削るリスクを冒すことなく、メイク感覚で理想の表情を作り出せる点が特徴的だ。

固定観念にとらわれない自由な美の表現手段として、今後注目を集める可能性がある。

Top image: © 有限会社コスメティックカルチャー
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。