イギリスの贅沢すぎる「オーク製タンブラー」
英ハンドクラフトメーカー「MijMoj Design Limited」が、オーク(ナラの木)で木製タンブラーを製作した。
アウトドア用?いえいえ、これはウイスキー専用のタンブラー。
©Makuake
オークといえば、ウイスキーやワインを熟成させる樽のひとつ。オーク樽で熟成されたウイスキーは黄金色でバニラやナッツのような香りをつけるほか、オークのタンニン、ポリフェノールといった成分が独特の風味を付与し、味に深みと複雑さをもたらす。
そのオークをタンブラーに用いるという逆転の発想で生まれたのが「MijMojオークタンブラー」。注いで3分ほどで独特の熟成香とともに、甘くて重みのあるフルーティーなアロマが立ってくるという。
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側面5mm、底面30mmの丈夫なつくり。人間工学に基づいたデザインで、タンブラーの角は手に馴染むよう丸みがついている。
グラスと比較して「高級感が薄れる?」は、たしかにあるかもしれない。けれど、断熱性はこちらに軍配が上がる。手の熱が中身に影響しにくいばかりか、結露しにくいという利点もある。
そして、使い込むほどに“味”が出てくるのもいい。通常、木製カップにはウレタン塗装が施されるところ、「MijMojオークタンブラー」はあえての無塗装。使い込むほど褐色になる経年変化を楽しむというのも、酒飲みにはたまらない。
そもそもウイスキーには新樽を使って仕込むものと、空樽を繰り返し使ってつくるものがある。それぞれ味の特徴が異なるように、使い続けることでユーザー好みの熟成感を味わってみてはいかがだろう。
メンテナンス用のミツロウクリームとガイド付きで9400円(税込)から。一生モノと思えば、決して高い買い物ではないんじゃない?
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『MijMojタンブラー』
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