「ズッキーニのナムル」をさらにおいしくする、たったひとつの方法

韓国へ行くと、じつに多くのナムルがあることに驚かされます。野菜の総称だったり、食用の葉、根っこ、草、あるいはおかず全般を「ナムル」と呼ぶこともあるそうです。

この「ナムルの味をみれば、嫁の料理の腕がわかる」なんてことわざも韓国にはあるそうで、料理のスキルに限らず、つくる人の心遣いが味を左右するといった意味も込められているんだとか。

さて、前置きが長くなりましたが、韓国を代表するナムルのひとつ「エホバクナムル」のご紹介。「エホバク」とは韓国語でズッキーニのこと。本来は、フレッシュなズッキーニを炒めてナムルにしますが、ここでは半日干したズッキーニを使ってつくります。

適度に水分が抜け、炒めても水っぽくなりません。ほんのひと手間がいつもと違う味わいを生む。こういった部分も、先のことわざに通づる心遣いかもしれませんね。

©2021 NEW STANDARD

<ポイント>
★干し時間は半日(6〜8時間)ほど
★カットは輪切りでもスライスでもOK

干しズッキーニのナムル

©2021 NEW STANDARD

■材料(2人分)

・干しズッキーニ:1本分
・ごま油:適量
・にんにく:1片
・塩:少々
・干しエビ:適量
・唐辛子:少々

■作り方

ナムルに使うズッキーニはどんな形で干してもOKですが、スライス幅を1センチ以下にしておくと干しても食感がいい具合に残りますよ。

フライパンにごま油をかるくひいて、すり下ろしたにんにく、ズッキーニを炒めていきます。焦げないくらいの中火から弱火で。ズッキーニに油がまわり、表面が少し透明になってきたところで干しエビを加えて香りを引き立たせます。

火を止めてボウルに移し、再度ごま油、塩を少々加えて味を整えます。最後に色味づけに唐辛子を散らしてできあがり。辛いのがお好みなら、炒める段階から唐辛子を入れるのがオススメ。ビールのお供に最高ですよ。

Top image: © 2021 NEW STANDARD
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。