あえて「干しパプリカ」でつくるオムレツにしかない、とびきり食感
パプリカを生のままかじる。瑞々しい、しょくしょくの食感がたまりません。あれはあれでおいしい。うん、間違いなく。
そこからもう一歩踏み込んで、「半干し」もしくは完全に「ドライ」にしちゃって料理に使うというのも、じつはパプリカの魅力を引き出すテクニック。大丈夫、あの鮮やかな赤、黄、オレンジがぬけちゃうワケじゃありません。
乾燥具合は料理や好みに合わせてOK。でも、おすすめは完全にドライになる3日目。
シャキシャキの食感は「しなしな」に変わりますが、甘さがぐーんと増すんですよね。これでナムルなんかつくったりマリネにすると、フレッシュに負けず劣らずの美味。ビールがすすんで仕方ない!
<ポイント>
★干し時間は2〜3日がベスト!
★セミドライなら5時間ほど
干しパプリカのオムレツ
■材料(2人分)
・干しパプリカ:1/2個分
・卵:3個
・生クリーム:30ml
・サラダ油:小さじ1
・バター:1切れ
・イタリアンパセリ:少々
・塩:少々
■作り方
干しパプリカをぬるま湯で15分ほど浸して戻します。よく水気を切ってお好みのサイズにカット。卵をよくときます。面倒でも卵液は一度ザルなどでこすと、仕上がりが格段に変わってきますよ。そこへ生クリーム、塩を加えて味を整えます。これで準備は完了。
次にフライパンにサラダ油をひいてパプリカを炒めていきます。ほどよく炒まったら、いったんフライパンから上げておきましょう。
フライパンにバターを入れて溶けたら卵液を流し入れます。ここでパプリカ投入。ヘラで混ぜながら半熟状になるまで火を通していきます。半熟になったら火を止めちゃいます。あとは余熱でOK。
さあ、成形していきましょう。フライパンの周りに卵がこびりついた部分があるはずです。そこからやさしくヘラをすべり入れ、フライパンを手前から奥に傾けながら卵を1/3折りたたんでいきます。今度は反対側から。このときフライパンの淵を使ってすべらせてくると、きれいな楕円形ができるはず。多分。あとはイタリアンパセリを散らして完成!
フワフワ卵と干しパプリカの食感の違いを楽しんでみて。