「発酵オムレツ」にヨダレが止まらない
日本にだって似たような「納豆チーズオムレツ」があるし、誰も発酵食品(チーズ) x 発酵食品(キムチ)の組み合わせ抵抗を感じる人はいないでしょう。
「Food52」のAlison Romanが教えるこのメニュー、あえて本人は“ゲテモノ”なんて表現をしていますが、外カリ中フワ、こりゃ間違いなくおいしそう!!
私が初めてキムチとチェダーの組み合わせを口にしたのは、ミルクバーで働いていたときのこと。当時一緒に働いていたヘレン・ジョーが、お店の繁忙期に、よくチェダーチーズとキムチを一緒にはさみ込んだケサディアを作ってくれたんです。嬉しいことに必要な材料はたったの3つ。それに、それらは大抵の場合、冷蔵庫に常備してあるもの。
たしかに最初は疑ってかかりました。だってまさか辛い発酵食品のキムチがシャープでクリーミーなチェダーチーズと合うだなんて思いもしませんでしたし。でも、この味を知ってからは、もう虜。
とは言え、朝からケサディアはちょっと胃に重いので、私はオムレツにして毎朝食べています。これはお洒落で繊細で生焼けのフレンチオムレツとは、まったくのベツモノ。
表現は悪いですが、あえて言うならば“ゲテモノオムレツ”。通常より火を強めにして焼き、外見はカリッと、中身はトロッと仕上げる。細切りされたチェダーチーズは、卵をフライパンに流し込んだらすぐに振りかけるのがコツ。そうして溶けていくチーズは、卵と共にカリッと焼き上がりながらも、伸び〜るので、両方の食感が楽しめるっていうワケ。
<材料(4人分)>
卵(大):2個
コーシャーソルト:ひとつまみ
あらびきコショウ:ひとつまみ
無塩バター:大さじ1
細切りチェダーチーズ:大さじ2
キムチ(粗みじんにして):約60g
<つくり方>
1.小さいボウルの中に卵を割り、卵白と卵黄を淀みなくフォークでかき混ぜる(たくさん空気を含まず、まんべんなく混ぜる)。仕上げに塩コショウをまぶす。
2.中位のフライパン(カーボンスチール、ノンスティック、年季の入った鋳鉄がお薦め)にバターを流し込み、中火で温める。バターが溶けて、泡っぽくなってきたら卵を投入。卵が全体に広がるようフライパンの中で回す。その後すぐにチーズを投入し、キムチを入れる。卵の底は茶色掛かり、若干膨らみがあるのが◎。中身はまだゆるめが極み。2〜3分ほど焼く。
3.スパチュラを使って卵の端を持ち上げ、片端からオムレツをたたんでいく。通常のオムレツのようにコロコロ回してたたむでもいいし、それが苦痛な朝は、半月のように一回折り畳むだけでOK。完成!
卵は3個ではなく2個が個人的には好み。この分量だと、厚みがクレープくらいに仕上がるから。もう少し厚みのある生地がお好みなら(もしくはとてもお腹が空いているなら)卵は3個使ってもOK。
あと、私はカーボンスチールのフライパンを使っているけれど、ノンスティックでも鋳鉄でも仕上がりに大差はありません。
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