東南アジアの揚げ豆腐にも、日本に通づる「やさしさ」があった
昨今の健康ブームに乗っかって、ではなく日常的に食卓に「豆腐」が登場する国は多々あります。その起源は中国と言われ、ベトナムやタイ、カンボジアなど東南アジアの各地域へと、広く伝搬していったようです。
インドネシアもそのひとつ。代表的な豆腐料理「タフイシ」は、野菜たっぷりのヘルシーな一品です。
インドネシアの揚げ豆腐
「タフイシ」
「タフ」はもちろん豆腐が語源。「イシ」は詰め物を意味します。日本で言うところの揚げ豆腐に野菜の詰め物をしたのがこの料理。外食のさかんなインドネシアでは、屋台で惣菜感覚で売っているので、現地を訪れた際にはぜひトライを。
コリアンダーパウダーやターメリックが効いていたり、そのアレンジはさまざま。カレー粉を足してもおいしいんですよ。
〈材料〉
・厚揚げ:2枚
・もやし:50g
・にんじん:1/3本
・片栗粉:小さじ1
・水:大さじ1・A 塩:小さじ1/5
・A おろしにんにく:小さじ1/2
・A こしょう:適量
・A カレー粉:小さじ1/2・B 小麦粉:60g
・B 水:50ml
・B 塩:小さじ1/6
〈つくり方〉
厚揚げを半分に切り中心をくり抜いておきます。にんじんは千切り。フライパンにサラダ油をひいて中火で熱し、にんじん、もやしをしんなりするまで炒めたら、Aを加えて水溶き片栗粉でとろみをつけます。
厚揚げのなかに炒めた野菜を詰め、全体にBをからめたら、180℃に熱した油でこんがりするまで揚げて完成。