ほぼ全パーツが取り換え可能なPCが誕生
近年、利便性や高性能化などの要因によってデスクトップよりもノートパソコンを選択する人がほとんどであるという。
実際にノートパソコンでほとんどの作業や仕事をおこなえてしまうのだが、そのコンパクトさゆえに、パーツ交換が素人には難しいというのがデメリットとして挙げられる。
そこに目をつけたのがコンピュータスタートアップ企業「Framework」の開発した「Framework Laptop」だ。
「Mac Book」と似たボディを持つこのノートパソコン、なんとほぼすべてのパーツを交換することができるという。
同社の創業経緯は、可能な限り家電製品の寿命を伸ばし、産業廃棄物を削減するというもの。
パーツを交換可能にしてノートパソコンの寿命を伸ばすことで、ユーザーにとっても地球にとっても優しい選択になるというわけだ。
また、スペックに関して、申し分のない性能であることはもちろん、特筆すべきはサイドに備えられた拡張カードシステムだ。
本来であればUSBなどのポートが配されている場所に好みの拡張カードを差すことでカスタマイズできるのだとか。「USB-A」「USB-C」「HDMI」などお馴染みのポートに加えて、「1TBのストレージ」「高性能ヘッドフォンアンプ」まで用意されているという。
価格などについては明らかにされていないが、2021年夏の出荷を目指しているとのこと。
公式サイトからメールアドレスを登録すると続報が得られるようなので、気になる方はこちらからチェックしてみてほしい。
Top image: © 2021 Framework Computer LLC
“可能な限り家電製品の寿命を伸ばし、産業廃棄物を削減する”という使命をもったノートPC「Framework」。