「ミシュラン」がタイヤを再利用!「エコアルフ」とコラボしたローファーに注目

ファッション業界がサステイナビリティを重視するようになってしばらく経つが、先月、注目したい新たなビッグコラボが発表された。

世界最大級のタイヤメーカー「MICHELIN」が、スペインのサステイナブルアパレルブランド「ECOALF」と共同開発したローファー「JOHN」を公開したのだ。

インソールから外箱に至るまで、すべてのパーツにリサイクル素材を使用している「JOHN」だが、とくに注目したいのはその靴底

これには「MICHELIN」初のリサイクルラバーが使用されており、タイヤ技術で培われたグリップ力はそのままに、環境への負荷を削減

さらにメッシュ部分は「ECOALF」が開発した、海底から回収したプラスチックボトルで作られた再利用ポリエステル「Ocean Yarn」を70%使用し、1足あたり5本のプラスチックボトルを使っている計算になるのだとか。

これにより、同じ量の従来のローファーと比べ、二酸化炭素の排出を1万4773t排水量は38万4188lもの削減に成功。

「MICHELIN」が再利用素材を作るのは初ということもあり、新たな業界が環境に向けて動き始めたのは嬉しいこと。

さらに「JOHN」は、“作る際の排出量を減らす”だけでなく、“作ることで捨てられたゴミを減らせる”というのが大きな利点。

削減した水と二酸化炭素の量からみても大きな功績といえるが、まだ30%分は再利用素材でないということで、今後の伸びしろとして注目したい。

日本では、4月16日より発売予定。

Top image: © ecoalf_japan
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。