ホテルアメニティ業界初!古米・砕米を配合したアメニティ
食用に適さない古米や砕米を配合したホテルアメニティ商品「バイオマスシリーズ」が、先日発売された。
ホテルアメニティ業界は、長きに渡りプラスチックを主原料として使用しており、「脱プラ」の流れに反する製品を製造してきた。
しかし、ホテルアメニティを製造する「山陽物産株式会社」は、世界を変えるための17の目標をうたったSDGsの観点からも、既存の製品では世界の潮流にそぐわないと考え、これまでにない環境に配慮した製品を開発できないかと試行錯誤。生物由来資源「バイオマス」を配合することで、プラスチック使用を減らすことができることに着目した結果生まれたのが、このバイオマスシリーズだ。
同シリーズの「お米歯ブラシ」には、古米・砕米を使ったお米の原料を1.82g使用することで、約51%のポリプロピレン削減を達成しているが、使用感を損なわず快適に使える仕上がりだという。
また「バイオマスシリーズ」では、古米や砕米だけでなく、ワラと紙を使用して製造した「クラストボールペン」や、食用に適さないコーンを有効活用した「シャワーキャップ」など、じつにさまざまな製品があり、さらに包装資材も紙の成分を多くすることでポリプロピレンの使用量を半減させているとのこと。
ホテルアメニティ業界にも、風が吹き始めている。
©2020 山陽物産株式会社
『山陽物産株式会社』
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