癒しを求めるなら「528Hz」の「聴く処方箋」を

「癒し音楽」と検索すると、優しそうなBGMがたくさん表示される。たしかに、癒しっぽくはあるけど、はたしてそれによって本当に癒やされるのか、少し疑問が残ってしまうものも......。

ところが、人体への影響が医学的に証明されている音楽も存在するそうだ。たとえば、528Hzの音楽とか。

「永魂メディカルミュージック株式会社」は、そういった音楽を「聴く処方箋」というサービスとして提供すると発表した。

© 永魂メディカルミュージック株式会社

“処方箋”としての裏付けは、「順天堂大学医学部」の小林弘幸教授率いるチームによる、528Hzの音楽が人体に与える影響を実証した研究結果だ。

9人の参加者に440Hzの音楽と528Hzの音楽を聞かせた結果、後者の場合にだけ気分障害の数値の減少と、強いストレス軽減効果が見受けられたそう。

今回提供される「聴く処方箋」で使用されるのは、実験によって有効性が示された楽曲のみ

それも、同社の最高開発責任者であり、日本レコード大賞企画賞を受賞した経験もある、528Hz音楽のピアニスト・作曲家の永魂(ACOON HIBINO)氏が作った楽曲とのこと。

© acoon_hibino/Instagram

すでに「聴く処方箋」は京都府亀岡市の市役所内や、医療施設温泉施設神社などに導入されているらしいが、今後はさらに一般向けに、飲食店美容院宿泊施設などに広く展開する予定だそう。

処方箋を監修する自律神経の研究者である末武信宏院長は「新型コロナで疲れた心身に少しでも元気を取り戻すきっかけとなれば幸いだ」とコメントしている。

ふと訪れた場所で癒されたと感じたら、それはもしかしたら、音楽の力ということになるかも。

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Top image: © iStock.com/AsiaVision
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