ロマンたっぷりの“変形する”タイヤ。参考にされた意外なものとは?

「変形」という言葉を聞けば、男心は揺さぶられるもの!(笑)

このたび開発された「High–load capacity origami transformable wheel」は、そんな男心を掴んで離さないロマンたっぷりのタイヤだ。

韓国の「ハンコック・タイヤ」と「ソウル国立大学」、そして「ハーバード大学」の工学/応用科学スクールが共同開発したこのタイヤは、その名の通り“変形するタイヤ”

Licensed material used with permission by SNU BioRobotics Lab/YouTube

車体に向かってギュッと縮み、車高を上げることで悪路でもヘッチャラ!という優れモノで、ブルーのライトがSF感全開のこのタイヤだが、インスピレーションとなったのは意外にも“折り紙”だという。

その折り紙とは、フランス人アーティストのEric Gjerde氏が考案したパターン「Water bomb Tessellation」。これは、1枚の紙が複雑に折られることで幾何学的な模様になるというもの(まずこれがスゴすぎる!)。

これをタイヤへと応用したことで、変形するだけでなく、折り目部分が衝撃を吸収するクッションの役割を果たすという。ゴム素材を使用せずとも変形時も1t(トン)近くの耐荷重性能を誇るというから驚きだ。

今後はゴム製のタイヤと融合させ、市場展開を狙っているとのこと。「テスラ」社の「サイバートラック」とかと合わさったらヤバそう......!

未来を感じさせるこのプロジェクトの、今後の動向が楽しみである。

Top image: © iStock.com/Ohoho
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