熊本の薬剤師が考案した「ふりかけ」は、カルシウム不足の救世主【自炊に疲れたアナタへ】
ごはんを炊いて、ササササー。
ラクチンでおいしくて栄養もとれる「ふりかけ」は、まさに現代が誇るべきイノベーション。
そろそろみんな、おうちでごはん作るのに飽きてますよね?
もう、“ふりかけごはん”でよくないですか。ふりかけごはんでいいですよ。人生、ほどよく手を抜くのは大事です。
それにイマドキのふりかけをなめてはいけません。このシリーズを最後まで根気よく、粘り強く追いかければ、人生を狂わせるような「マイベストふりかけ」に出会ってしまうかもしれません(全12回の予定です。あきらめないでついてきてください)。
一つ目は、日本のふりかけの元祖と言われている「御飯の友」。
ふりかけの元祖は
「熊本」にあり!
じつは、日本のふりかけの元祖が「熊本」にあったことを、今回初めて知りました。
もし、私と同じように今知ったぜ、という方がいたら、明日からはシタリ顔で周囲の人に話してくださいね。
そんなわけで、昭和34年に誕生した「全国ふりかけ協会」が、平成6年に「ふりかけの元祖」として認定したのが、この熊本発祥のふりかけ「御飯の友」なんだそうです。
ちなみに「御飯の友」は大正初期、今から100年以上も前に考案されているのですが、考案者はなんと吉丸末吉さんという薬剤師さん。
食料不足の時代だった当時の日本では、人々は慢性的な「カルシウム不足」状態。それをなんとかしたいと思い、「魚を骨ごと細かくし、おいしく味付けをしてご飯にかけて食べる」という発想のもとにこのふりかけを開発したのだとか。
味は香ばしくって、ちょっと甘め。
「やっぱこれだね〜」って言いたくなっちゃうような、懐かしくてホッとする味です。そして、小魚の風味が濃い〜。
卵焼きに混ぜたり、納豆ごはんやチャーハンにふりかけたり、パスタやうどんのトッピングにしたり、白メシ以外にもめちゃくちゃ応用が効きそう。
「御飯の友」は、そんな感じのふりかけです。