熊本の薬剤師が考案した「ふりかけ」は、カルシウム不足の救世主【自炊に疲れたアナタへ】

ごはんを炊いて、ササササー。

ラクチンでおいしくて栄養もとれる「ふりかけ」は、まさに現代が誇るべきイノベーション。

そろそろみんな、おうちでごはん作るのに飽きてますよね?

もう、“ふりかけごはん”でよくないですか。ふりかけごはんでいいですよ。人生、ほどよく手を抜くのは大事です。

それにイマドキのふりかけをなめてはいけません。このシリーズを最後まで根気よく、粘り強く追いかければ、人生を狂わせるような「マイベストふりかけ」に出会ってしまうかもしれません(全12回の予定です。あきらめないでついてきてください)。

一つ目は、日本のふりかけの元祖と言われている「御飯の友」

ふりかけの元祖は
「熊本」にあり!

©2021 NEW STANDARD

じつは、日本のふりかけの元祖が「熊本」にあったことを、今回初めて知りました。

もし、私と同じように今知ったぜ、という方がいたら、明日からはシタリ顔で周囲の人に話してくださいね。

そんなわけで、昭和34年に誕生した「全国ふりかけ協会」が、平成6年に「ふりかけの元祖」として認定したのが、この熊本発祥のふりかけ「御飯の友」なんだそうです。

ちなみに「御飯の友」は大正初期、今から100年以上も前に考案されているのですが、考案者はなんと吉丸末吉さんという薬剤師さん。

食料不足の時代だった当時の日本では、人々は慢性的な「カルシウム不足」状態。それをなんとかしたいと思い、「魚を骨ごと細かくし、おいしく味付けをしてご飯にかけて食べる」という発想のもとにこのふりかけを開発したのだとか。

味は香ばしくって、ちょっと甘め。

「やっぱこれだね〜」って言いたくなっちゃうような、懐かしくてホッとする味です。そして、小魚の風味が濃い〜。

卵焼きに混ぜたり、納豆ごはんやチャーハンにふりかけたり、パスタやうどんのトッピングにしたり、白メシ以外にもめちゃくちゃ応用が効きそう。

「御飯の友」は、そんな感じのふりかけです。

よし、
ふりかけごはんにしよう!

Top image: © 2021 NEW STANDARD
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。