「1年で消えるタトゥー」が話題【アメリカ】
身体に彫り込んだタトゥーは、生涯、消えることはない。
つまり、タトゥーは一生モノだ。
いや、正しくは一生モノ“だった”、これまでは──。
©Kat Slootsky + Ephemeral
アメリカ・ニューヨーク、ブルックリンを拠点とするタトゥースタジオ「Ephemeral」は、世界初、1年ほどで自然消滅するタトゥーインク「Ephermeral ink」を開発した。
化学博士や医師と共同で6年もの歳月をかけて誕生したこのインクは、開発元いわく、医療グレードの安全性を誇り、9ヵ月〜15ヵ月ほどで生体適合して色素を失うのだとか。
ヘナアートやボディペイントとは異なる、プロのタトゥーアーティストがタトゥーマシンを使用して実際に肌に彫るこのタトゥーのテーマは「a tattoo without regrets(後悔のないタトゥー)」。
©Sara Rocco + Ephemeral
カウンセリングからはじまり、タトゥーのデザインに関するセッション、施術、そしてアフターケアまで、完成までの大まかな流れは、一生消えることのないタトゥーと同様だ。
違いは、消えるか、否か。
アートでありファッションでありカルチャーであるタトゥーを後悔なく味わいたいなら、ひとつの選択肢として検討してみる価値はあるのかも。
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©Kat Slootsky + Ephemeral
Top image: © Kat Slootsky + Ephemeral