「ヘルスチェック」のためにタトゥーを入れる時代が来るかもしれない。

ひと昔前の入れ墨の認識とは違い、今やファッションの一部として楽しむ人も少なくないタトゥー。以前と比較すると、そのイメージはややカジュアルなものになり、街中で見かける頻度も増えてきた印象があります。

でも、将来的には今よりももっと身近な存在になるかもしれません。

そう思ったのは、「MIT Media Lab」と「Harvard Medical School」が共同で取り組んでいるプロジェクトを目にしたから。実は、ヘルスチェックに使えるかもしれない新たなインクが開発されているそうなんです。

カラダの状態によって
インクの色が変化?

現在、実験で進められているのは、上の画像にもある4種類のバイオセンサーに関連したもの。体内の情報を感知して色が変わっていくようです。

例えば、上から3番目。これはブドウ糖に反応して、水色と茶色の間で変色するそう。もしかすると、自分のタトゥーを通して血糖値が高くなっていることに気づく、なんてことが可能になるかもしれません。

加えて、新陳代謝の状態にも反応してくれるらしく、医療診断やデータ収集にも適用されるのではないか、と紹介されています。

とはいえ、現時点ではブタの皮膚をモデルにしたものでしか実験されていないということ。この先どのように実用化されるのでしょうか。

Licensed material used with permission by MIT Media Lab, Harvard Medical School, Xin Liu (Images)
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。