もし、「聞けるタトゥー」があったら素敵じゃない?
入れる人の想いが詰まっているタトゥー。日本では、文化的に広く受け入れられているとは言い難い。が、それでもこの「Skin Motion」は、注目に値する。
そもそも、ご存知の通り、「何を彫るか」については“ある一定の流れ”がある。初期には模様やシンボルを入れ、神聖なものとして扱われてきた。次に出てきたのはパートナーの名前や格言を入れるメッセージタイプ。
しかし、今回のものは、なんと「音」を肌に刻むことができるらしい。
スマホをかざして
自分だけの「音」を聞く
考案者はタトゥーアーティストのNate Siggardさん。HPによると、専用アプリに自分の入れたい音源をアップロードすると「音波」を作り出し、それを彫る。そこにアプリを起動させたスマホをかざすと音が流れる仕組みらしい。よく旅に行く人なら、行った先々の街の音と名前を記念として彫ってみる、なんて使い方もあるかもしれない。
Facebookで25万シェア
そもそも、このアイデアはNateさんのパートナーの一言がきっかけになっているらしい。
「タトゥーが聞けたら、素敵じゃない?」
彼はパートナーと4ヶ月の子どもの声を入れたものを作り上げ、Facebookでシェア。すると、25万件以上もシェアされ、世界中からこのタトゥーを入れたいという声が集まったらしい。
実際に動画を見ると「I Love You」という言葉と赤ちゃんの声が聞こえてくる。彼の大切な人への愛が、結果として大勢の人の心を動かしたようだ。
さらに、別の女性は「愛犬の鳴き声」を。
実際にどこで彫ることができるかは、いまだ明らかになっていない。ただし、HPによると、アメリカでは6月から入れることができるようになるらしい。
ファッションの一部として認められてきたタトゥーだが、そこにさらに「想い」を刻めるようになるかもしれない。
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