2日で1000万円以上売れた、超コンパクトな「ストーブ」

ここに紹介する超小型ポケットストーブ「Ember Stove」。記憶にある限り、クラウドファンディング史上もっとも支持を集めたキャンプギアのひとつかもしれない。

リリースは4月9日、わずか2日で1000万円の出資を集め、現時点で目標額の24000%越えとなる約2450万円に迫るモンスターアイテムだ。

©株式会社Japan Standard

シンガポールからやってきた超小型ストーブ「Ember Stove」は、小枝を燃料に簡単に火をおこせるという、一見ありがちなギア。ではあるが、なにせ超が付くほどコンパクト携行性も抜群。とにもかくにも、やれるヤツだ。

まずはスペック。

直径100mm、高さは65mm。折りたたんで持ち運ぶ際は35mmにまで小さくなる。どのくらいコンパクトになるかは、以下のgif画像を見れば明らか。デニムのポケットにストーブを収納!?コイツはそれができちゃう。

©株式会社Japan Standard
©株式会社Japan Standard

お次は構造に注目。

空気循環させる構造のため、炎が長持ちする。酸素を効率的に取り込むため、煙も少ない。15〜20gほどの小枝を燃料にした燃焼時間は10〜15分ほど。さらに小枝を追加すれば、焚き火をより長く楽しむことができる。

が、「Ember Stove」はこれだけじゃない。

小型ストーブが生み出す炎だけで十分、生肉に火が通ってしまう。本体の気孔から入る冷たい空気が熱せられ上へと導かれることで、炎の渦に酸素を供給する。これがブースターとなって熱が調理台へと集中することで、素材に素早く火を通すことができるというわけだ。

シングルバナーでは鍋やフライパンが不安定なこともあるが、こちらは6ピンの調理台で安定性も及第点。焚き火から料理までそつなくこなすコンパクト設計とくれば、ソロキャンパーやギア愛好家じゃなくたって、こりゃキニナル。

ゆえの注目度、ゆえの出資額。

くだんのクラファン「Green Funding」には、かろうじて特別超早割(定価の5000円OFF)の専用ケース付きのセットが展開中。それとて2万300円(税込)。決して安い買い物じゃないのに、やっぱり多くのアウトドアファンをその気にさせる魅力がコイツにはある。

Ember Stove

【購入ページ】https://greenfunding.jp/edgedmarket/projects/4531

Top image: © 株式会社Japan Standard
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。