【特集】年収1000万円以上「フリーランスの流儀」vol.3
記事のポイント
・ココロを整える
・間違った思い込みを捨てる
・「成長なきは死」
世界には年収1000万円以上を稼ぐフリーランスがごろごろいるようです。
「Six-Figures」と呼ばれている彼ら。どんな仕事を?いったいどんな働き方?何を考えて、何に苦労していたのか?
そんな問いかけをする連載の第3弾。少し趣向を変えて、半年間のプログラムで「稼ぐ」フリーランスを養成するオンラインビジネススクールSix-Figure Freelancer Academyを運営するJenny Beres氏に話を伺いました。
現在はプロのコピーライターとして活動しつつ、スクールの運営に忙しい彼女。実は、10年前はレストランのウェイトレスとして働いていて、起業時の資金はたったの75ドル(約8,000円)のみ。そこから2つのクライアント先だけで年収1000万円を超えるようになったそう。
毎朝、ココロを整える
ーーどうしてフリーランスになろうと?
いや就職できないんですよね、そもそも(笑)。
私はクリエイティブライターで、映画のシナリオや脚本を書いています。お金のために脚本を売るのではなくて、クリエイティブな夢をサポートできるようなビジネスをしたいと思っていました。
ちゃんとした仕事をしたことはなくて、もう11年もフリーランスとして生きています。「自由さ」に価値を感じていますし、生徒のみなさんには私が稼いでいるお金が「限界」だと感じてほしくないですね。
ーー毎日のルーティーンがあれば教えてください。
毎日が新しい日で違っていますね。特別なルーティーンはないかも。でも朝はココロを整えるようにしています。
ココロが整っていないと、仕事を広げることはできないし新しいゴールや何をやめなければいけないか判断できないからです。あと1日4時間しか絶対に働かないと決めています。
限られた時間とリソースの中で質のいいクライアントと働くこと、そして質のいいフリーランスの仲間たち、Six-Figure Freelancer Communityにいるような人と働いています。
ーー何がフリーランスとして一番苦労していますか?
うーん、何が苦労で何が苦労じゃないかが分からないですね。もちろん難しい状況や課題はあります。でもいいクライアントと仲間に囲まれていると思います。
自分の「価値」を理解すれば、適切な料金を請求する方法を学び始めるでしょう。
つまり、自分のサービスの価値が何なのか、クライアントのためにどうやって価値を生み出せるかを理解するということ。
「できない」と思っていたことに挑戦する
ーーフリーランスの仕事をする上で最も大切にしていることは何ですか?
最も大切なことは「マインドセット」と「間違った思い込みを捨てること」です。
思い込みというのはたくさんあります。例えば、できると考えること、できないと考えること、合理的だと考えていること、これくらいは稼げるだろうなと考えていること、こんな額は稼げないと思っていること。
間違った思い込みを捨てる、これが重要なんです。すべての面で思い込みを捨てる、実際はできるのに、できないだろうと思っていたことに挑戦する。それがこの仕事で最も大切なことです。
ーー仕事でも人生でも一番のアドバイスを教えてください
フリーランスとしてはとてもシンプルですよ。「成長なきは、死」です。だから成長することを考え続けなければいけません。
「終わり」はなくて、着いた!なんて感覚もない。いつも次のこと、ビジネスを広げること、それを管理することです。さもなければビジネスは死んでしまうのです。
ーー次のステップは?
拡大し続けることですね。Six-Figure Freelancer Academyのフリーランスたちと働くことが大好きだし、今まさにそのコミュニティを作っているところです。
このコミュニティはフリーランスの人が来て「どうやって質のいいクライアントを捕まえるか」を学びます。中には最初の週で50万〜60万以上稼ぐ人もいるんですよ!
ーー最後に日本のフリーランスへメッセージをお願いします。
立ち止まるな。クライアントを捕まえる方法、ピッチ(自分の事業について短くスピーチすること)の方法、フォローアップはどうやるのか、見込みがないクライアントを最高のクライアントにする方法を学んでください。
そうすれば、止まることなく良い仕事に関わることができて、売上は徐々に良くなり、年収1000万円かそれ以上のフリーランスになれるでしょう。