「無人島にもっていくものは?」との質問へのファイナルアンサー

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

インターネットが誕生した日

「無人島に、何かひとつもっていくとしたら?」。

これまで何万回と繰り返されてきたであろう、この質問。

ナイフやマッチ、水、寝袋といった定番アイテムから、四次元ポケットや魔法のランプなどの「それってあり?」な答えまで、じつに多くの回答がファイナルアンサーとして語られてきましたが、今、多くの人が“生きるために必要”と感じているものといえば、やはり「インターネット」ではないでしょうか。

今日10月29日は、現在普及している通信モデルの原型といわれるコンピューターネットワークのテストが成功した「インターネットが誕生した日」です。

ときはアメリカ合衆国とソビエト連邦が関係国を巻き込んで対立していた冷戦期。1957年にソ連が世界初の人工衛星「スプートニク」の打ち上げに成功すると、西側諸国をまとめるアメリカは、その脅威(スプートニク・ショック)への対抗策として、情報戦における新たな武器になる“強靭なネットワークシステム”の開発に着手します。

陸海空のアメリカ全軍を統べる「国防総省」管轄の「高等研究計画局(Advanced Research Projects Agency)」主導のもと開発が進められた「ARPAnet」。これがインターネットの起源なのですが、開発当初、それは軍事目的という側面を非常に色濃くもった存在だったのです。

53年前の今日にあたる、1969年10月29日。「ARPAnet」の開発に協力していた「カリフォルニア大学」のロサンゼルス校とサンタバーバラ校、「スタンフォード大学」「ユタ大学」のコンピューターをネット回線でつないで、遠隔地からの通信テストが実行されました。

テストでタイピングされた文字は「L」「O」「G」「I」「N」──そう「LOGIN(ログイン)」です。

多くの軍関係者や研究者らが見守るなか、モニターに「L」「O」の二文字が映し出され、歓声が沸き上がった瞬間......ネットワークはその負荷に耐えきれずシステムダウン。「GIN」を送受信するには至りませんでした。

その後、わずか半世紀ほどで人々の生活に欠かすことのできないインフラとしての地位を確立した、インターネットとそれを取り巻くサービスやガジェット類。

そのテクノロジーは加速度を増し、現在も日々“進化”しています。

昨日より今日、今日より明日──。さて、アナタは進化できていますか?

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。