ガンジス川が有毒な泡で汚染……信者たちは祝祭で沐浴

先日インドでは、太陽神を崇拝する祭り「チャットプージャ」が開催されていた。

これはヒンドゥー教徒にとって、とても大切な行事であり、信者はこの時期に、断食、祈り、そしてガンジス川での沐浴を行う。

しかし、ガンジス川の汚染レベルがピークを迎えるのもこの時期。

11月前後には、水量が減少し、川へ注ぎ込む汚染が相対的に上昇。川には大量の泡(これは有害な物質を含んだ排水が川面に流出する時に発生するもの)が発生し、触れるだけで身体に影響があるレベルになっているらしい。

そんな状況について、信者たちは理解しながら、今年も多くの人が沐浴を行い、その聖水を各家庭へと持ち帰ったようだ……。

またインドの首都ニューデリーでは、13日、大気汚染の悪化を受けて、1週間の学校閉鎖が発表された。

その日のPM2.5の濃度を示す大気質指標(AQI)は、300超え。これは「WHO」が定める1日当たりの最大値の20倍に相当するという。

現在、建設工事の4日間の停止や在宅勤務の推奨などが呼びかけられているが、裁判所はロックダウンの導入も検討しているとのこと。

前例の無い「大気汚染によるロックダウン」。一体どのような対策が施行されるのだろうか。

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