SNSを一斉サインアウト。「LUSH」、世界48の国と地域で
2021年11月26日(金)の本日から。
フレッシュハンドメイドコスメ「LUSH(ラッシュ)」が、日本を含めた世界48の国と地域で一斉にSNSアカウントを停止している。
対象とするのは、Facebook、Instagram、TikTok、Snapchat、WhatsApp(※)。
決断に踏み切ったのは、昨今報道されるSNSがティーンエイジャーのメンタルヘルスにネガティブな影響を与えているとの提唱がもとに。
この対処として、「LUSH」は第三者が警鐘を鳴らすのを待つのではなく、自らの行動を変えることで、この問題に取り組んでいくことを打ち出したわけだ。
同ブランドのチーフ・デジタル・オフィサー兼商品開発者であるジャック・コンスタンティン氏は、プレスリリースのコメントの一部でこのように伝えている。
バスボムの開発者として、私は人が電源をオフにして、リラックスし、自分たちのウェルビーイングに気持ちを向けられる商品作りに全力を注いでいます。
すべてはこうした意志のもとでの決断なのだろう。
ただし、「LUSH」が完全に反SNSになるわけではなさそう。
YouTubeをはじめとするその他のプラットフォームは継続利用していくとのこと。「いいね」を求めたり、通知を届けたりといったものとは違う、新しいユーザーとのコミュニケーションの構築を目指す。
ソーシャルメディアポリシーにも、その姿勢がしっかり記載されている。同ブランドは、各SNSがより安全な環境をユーザーに提供できるようになるまで、それらの利用停止を続けるとしている。
※SnapchatおよびWhatsAppは、「ラッシュジャパン」で公式アカウントを保有していないため、日本では該当せず。
Top image: © ラッシュジャパン合同会社