『地球の歩き方』だからできた「世界の名物カレー選」

祝祭、すごい巨像、聖地&パワースポット……これまで多くの「旅の図鑑シリーズ」を展開してきた「地球の歩き方」から、カレー&スパイス料理にフォーカスした『世界のカレー図鑑』が発刊された。

©株式会社 学研ホールディングス

世界中を旅して食べ歩いた「地球の歩き方」編集部が、アジア、アメリカ、オセアニア、ヨーロッパ……101の国と地域のカレー&スパイス料理を集めたというこちら。

本場の味を知り尽くすナビゲーターと、厳選したとっておきの料理が、その国の風土や歴史、食文化など雑学を交えながら詳しく紹介されている。

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たとえばこんな内容。

カンボジアの「ソムロー・カリー・サラマン」。クルアンと呼ばれるスパイスペーストをベースに、牛肉や鶏肉、アヒル肉などを煮込んだ濃厚なカレー。お肉を贅沢に使い、調理に時間もかかるため、正月や仏教行事の日のごちそう。

コートジボワールの「ケジュヌ」は、現地の言葉で「混ぜる、揺らす」などを意味。土鍋を使って、肉汁と野菜の水分だけで調理したスパイシーチキンシチュー。アチェケというクスクスのような副菜と一緒に食べられる。

アメリカからは、トマトソースをベースにカレーパウダーで味つけした鶏肉の煮込み「カントリー・キャプテン」。18〜19世紀頃に伝わってきたインドがカレーを起源。そのレシピをアメリカナイズし、1950年代には決まった調理法が確立された。

ジョージアの「ハルチョー」は、牛肉と米のスパイシースープ。ジョージアを含むトランスコーカサス地方オリジナルのスパイスを混合したフメリスネリなどで味つけしている。

南の島フィジーでは魚のカレーがとてもポピュラー。「フィジアン・フィッシュ・カリ」は、ココナッツミルクと合わせさってマイルドな味わい。インドのカレーとフィジーの食材が融合した料理のひとつ。

……とまあ、なかなか知り得ないたくさんの情報が詰まっている。

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ソムロー・カリー・サラマン

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ケジュヌ

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カントリー・キャプテン

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ハルチョー

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フィジアン・フィッシュ・カリー

「Amazon」や「楽天」にて販売中。

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