カレー人気店が教える「白いインドカレー」の作りかた

こんなときだからこそ、いえ、こんなときだって、日々の活力を生むのはおいしいごはんです。レストランシェフ、料理家、日頃から「食」に携わるみなさまから、“レシピのおすそわけ”をいただきました。

教えてくれたのは中目黒のカレー通から熱烈に支持される店「cafe REDBOOK」。

さあ、一緒に作ってみませんか?

cafe REDBOOK(カフェ・レッドブック)

中目黒駅から徒歩3分。化学調味料を一切使わず、様々なスパイスの調合と玉ねぎのローストでバリエーション豊富な本格インドカリーを提供する。多くのカレーファンを惹きつける創業21年の名店。@caferedbook

豚とカブの
白くてやさしいカレーの味わい

REDBOOKの定番メニュー「豚肉とカブのカリー」を家庭用にアレンジしてくれました。カレーっぽいようでカレーっぽくない不思議な白いカレー。どこか家庭の煮込み料理に通づるやさしい味わいは、毎日食べても食べ飽きません。

そこで、今回はまとめて5人前のレシピでご紹介!

©2020 NEW STANDARD

<材料>

・豚ロース肉ブロック:500g
・玉ねぎ:800g(小玉で8つくらい)
・カブ:8個
・クローブ:1.5g(15〜20粒ほど)
・カルダモン:0.6g(4〜5粒)
・シナモン:1.2g(4cmほど)
・スターアニス:0.3g(1粒の1片ほど)
・コリアンダーパウダー:10g
・チリパウダー:適量
・塩:30g(お好みで加減してください)
・ニンニクショウガペースト:70g(ニンニク1に対してショウガ3)

<つくりかた>

① 玉ねぎはスライス、カブは皮をむいて粗みじん切りにし、茎と葉の部分はみじん切りに。

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② 豚ロースは食べやすい大きさにカット(3cmくらいの角切りするイメージで)し、コリアンダーパウダー、チリパウダー、ニンニクペースト、ショウガペーストをよく揉み込んで下味をつけておく。

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③ 鍋に油大さじ1.5とクローブ、カルダモン、シナモンを入れ、中火で香りを油に移していく。スパイスが少し膨らんで香りが立ってきたタイミングでスターアニスとスライスした玉ねぎを入れる。強火にして炒め、玉ねぎが黄色く色づいてきたら中火に落とす。

玉ねぎはスライスにしたほうが火が通りやすく、炒める時間もみじかく済みます。香ばしさや甘みが欲しいときは玉ねぎのカットや炒める時間で調整してみてください。

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④ 玉ねぎが色づいてきたら、豚肉とみじん切りにしたカブの葉を加えて中火で炒める。豚肉に火が入ってすこし水分が出るくらいまで炒める。

炒めるときはあまりかき混ぜすぎないのがポイント。焦がさない程度に火を入れていきます。

⑤ 粗みじん切りにしたカブの実と水2000mlを加え強火で。ふつふつしてきたらフタをして豚肉がやわらかく、カブがくたくたになるくらいまで30分ほど煮込んでいく。

肩ロース肉は火を入れていくと固くなりますが、崩すように煮込むことで肉がほろっとしておいしくなります。お店では形を残すために肉とカブを別々に火を入れたりもしますが、家庭では手間がいらないこのやり方でOK。カブをくたくたにやわらかくしながら、お肉も同時に煮込んでいきましょう。

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⑥ ときおり鍋の様子を見つつ、写真のようにカブがとろけてきたら塩を加えて完成。

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⑦ 水分を減らしすこし固めに炊いたごはんでどうぞ!

青唐辛子やパクチーを添えて食べるとおいしいですよ。また、お店のレシピとは違いますが、無塩バターやギーを加えると、味がゴージャスに変化します。

自宅でもREDBOOKの
本格カリーが楽しめる!

REDBOOKのデリバリーがスタートしました!

まずは、中目黒駅を起点に半径約3km、時間は11:30〜15:30での受付ながらも、自宅でレッドブックのカリーが楽しめるのは、ファンには嬉しいニュース。もちろんテイクアウトも! 夜は20:30までの営業です。配送エリアやメニューの詳細は公式Instagramでチェックを。

Top image: © 2020 NEW STANDARD
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。