【島根県】外はサクサク、中はピリ辛。レシピ充実の名物「あかてん」がうまい

お寿司はサビ抜き、コーヒーは甘め、昔はそうだったという人も、大人になるにつれいつの間にかワサビは必須になり、コーヒーもブラックで飲むように。

「これが大人の味か〜」

島根県には、そんな “大人の味” のひとつに「あかてん」と呼ばれるご飯のお供があります。

冷めてもおいしい
島根のお弁当の定番「あかてん」

あかてんは、漢字で書くと「赤天」。島根県の西部、浜田市で食べられている名物で、魚のすり身に赤唐辛子を練りこみ、パン粉をまぶして揚げたもの。

衣の上からでもほんのり赤いのがわかりますが、包丁で切ってみると綺麗な赤い身が姿を現します。

表面はサクサクした食感。魚臭さは一切なく冷めてもおいしいので、お弁当のおかずに重宝されます。ちなみに、パンや麺類にも合うんです。もちろんビールにも!

さつま揚げとは違う
浜田名物

島根では古くからご飯のお供として人気があり、おいしい食べ方もいろいろ伝わっています。からしマヨネーズとお醤油で味付けするもよし、炭火で炙って表面をカリッとさせるもよし、おろし生姜や一味唐辛子入りのマヨネーズをつけるのもオススメです。

「あかてん」が生まれたのは今からおよそ60年前。大手企業が発売した魚肉ソーセージに押され、蒲鉾や天ぷらの売り上げが落ちてきたことから、それ対抗すべく浜田市内の蒲鉾店で開発されたと言われています。

当初は「フライ」や「ぴり辛天」など様々な名称で呼ばれていましたが、テレビ番組で紹介された際に「赤い天ぷらだから、あかてんですね」と言われたことから、この名が広まり、正式な名称になったとのこと。

今や「あかてん」は、浜田市だけでなく島根県を代表する故郷の味なのだそうです。

購入は、山本蒲鉾店より。

Photo by Takeshi Kimura
【特集】47都道府県の「ご飯のお供」、集めました

関連する記事

新潟県の西蒲区周辺に伝わる漬物料理が、この「きりあえ」です。細かく切った大根の味噌漬けに柚子の皮やすり胡麻、砂糖などを和えた郷土料理で、ふりかけのようにし...
厳島神社、鳥取砂丘、出雲大社など、人生で一度は訪れてみたい観光スポットが「国立公園」の区域内に位置している中国地方、四国地方。日本を代表するような魅力的な...
千葉県成田市といえば真言宗智山派の大本山「成田山新勝寺」があり、全国からたくさんの参拝者が訪れます。その成田山のお土産品として大人気なのが「てっぽう漬け」...
冷蔵庫のなかった時代から続く郷土料理には、地元で採れた食材を塩や味噌などを使って保存食に加工したものが多いのですが、福島県の「にしんの山椒漬け」は、遠く北...
本格スパイスブランド「GABAN」とアウトドア料理のパイオニア・田中ケン氏の共同開発で生まれた、アウトドア特化型のミックススパイス。
秩父市と深谷市、埼玉県の2つの市が育んだ味が融合して生まれた絶品おかず「深谷焼きねぎ秩父味噌」。おにぎりの具や野菜スティックの付け合せ、お味噌汁にもおすす...
青森県で古くから愛されているご飯のお供と言えば「味よし」。普通であれば、山菜漬けや、魚介の塩辛をイメージするからもしれませんが、「味よし」は数の子、昆布な...

人気の記事

2021年3月16日(火)に開業する「フォションホテル京都」に、フォションブランドとして世界初出店のスパ「Le Spa Fauchon/ル スパ フォショ...
米国にできた最新の「7-Eleven Evolution」で夢のような宿泊プランが企画中。快適なラウンジシートや「プレイステーション 5」が用意されている...
大分県の景勝地、耶馬渓に3日間限定でが「耶馬溪トンネルホテル」がオープン。客室となるのは道路に設置されたキャンピングカー。トンネル内には、建築家・佐野文彦...
「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」のミュージアムショップがセレクトしたスピーカー/ラジオ「OB‐4 マジックラジオ」が日本初上陸。DJコントローラーの...
数多くの人気漫画を抱える「集英社」が「スタートバーン株式会社」と提携を結んで、世界へ向けたマンガアートの販売サービス「「SHUEISHA MANGA-AR...
「ルーブル美術館」と「ユニクロ」が2021年から4年にわたるパートナーシップを結んだことが発表された。わずか9秒でそのことに触れたティーザーがこちら。
桐はその性質から、古来より「木の女王」と呼ばれていました。ただ、現代では使われることも少なくなり、日常生活から遠のいていってしまった「桐」。防虫・防湿効果...