本人に代わって居場所に参加する「分身ロボット」が、ひきこもり解消に

精神面やその他の事象が重なって、社会とのかかわりから遠ざかってしまう、いわゆる「ひきこもり」という現象は、大きな社会課題の一つだ。

その課題解決の第一歩として、本人やその家族が抱える悩みを一緒に考え、社会参加を支援する新たな試みを神戸市がスタートする。

それが分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」の導入だ。

「OriHime」は、自宅などからインターネット回線を通じて遠隔操作することが可能なロボット。なかなか現地に足を運ぶことができずに悩んでいる方々に代わり、この分身ロボットが現地に参画。

本人は遠隔操作により、擬似的にその居場所に参加することができるというわけだ。

現地に行くことはまだ難しくとも、その場の時間を共有できることだけでも大きな意味を持つ。

このサービスはひきこもり、精神・発達障害を対象とした地域活動支援センター「パッソ」などにおいて、12月より活用を開始。

相談窓口の情報は以下となる。

『神戸ひきこもり支援室』

【受付時間】

月曜日から金曜日の9時~17時(祝日、年末年始は除く)

【受付方法】

電話:#8900(短縮ダイヤル)または078-361-3521

Eメール:hikikomori_shien@office.city.kobe.lg.jp

【来所】

神戸市総合福祉センター1階

Top image: © Tomohiro Ohsumi/Getty Images
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。