カナダで「性的指向を変えるセラピー」が禁止に
12月8日、カナダで性的指向や性自認を変えられるとするセラピー、いわゆる「転向療法」を禁止にする法律が成立した。
これは科学的な根拠に基づいていないもので、かねてより精神的に有害になることがあるとして問題視されていた。具体的にはうつ病や自殺のリスクを高める可能性があると指摘されていたのだ。
また、あたかもLGBTQの人々が普通ではないかのように扱われる点も物議を醸していた。
先だってマルタやドイツはこのような行為を禁止にしており、今回のカナダの決断はそれに続いた格好となる。
カナダ首相のジャスティン・トルドー氏は、自身のTwitterアカウントで「卑劣で侮辱的な転向療法の慣習を禁止にした」という旨を発言。このツイートに対しては称賛のコメントが集まっている。
多様性を実現しようとするカナダ政府の本気度がうかがえるだろう。
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