クルマ好きに質問!「メルセデス」の意味、知ってる?

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

ベンツが「ガソリンで走る自動車」を開発&特許を取得した日

時代はガソリン車からハイブリッド、そしてEVへ。そんな流れが加速する今だからこそ知ってほしい、自動車に関するお話です──。

欧州・ドイツが統一された年......といっても、西ドイツと東ドイツの統一(再統一/1990年)ではなく、ドイツ帝国(帝政ドイツ)が誕生した1970年代。イギリスの産業革命の余波を受け、ドイツでは急速に近代化が進んでいました。

そんななか、機械工場を営むカール・ベンツは、ある夢を描いていました。

「自動走行する乗り物を作りたい」。

当時は鉄道が主な移動手段。操縦者が目的地を自由に決められる乗り物といえば、自転車や馬車でした。

そんな時代に、カール・ベンツは約2年の歳月をかけてガソリンエンジンを開発。ガソリンの燃焼エネルギーを動力に変換して走る三輪自動車「ベンツ・パテントモーターカー(モトールヴァーゲン)」で「ガソリン燃料で走行する車両」として特許を取得します。

そう、136年前(1886年)の今日1月29日は「ガソリンで走る自動車」が誕生した日なのです。

と、ほぼときを同じくして、ベンツの活動拠点とわずか200kmほどしか離れていない場所でも自動車が完成しました。開発したのは、ゴットリープ・ダイムラー。

......自動車に少しでも興味のある人なら、もうお気づきですね。

カール・ベンツとゴッドリープ・ダイムラー。後に「メルセデス・ベンツ」のブランド名で知られる自動車メーカー「ダイムラー・ベンツ」(※)の基礎を築いたふたりです。

ちなみに「ドイツ」や「自動車」、「ガソリン」に「エンジン」といった硬くて重い印象の文字ばかりが続いているので、ちょっと“ほっこり”する話題をひとつ。

現在はブランドとしてだけでなく、社名の一部にも用いられている「メルセデス」ですが、これは、ダイムラー社の車両を販売するディーラーであり、オーストリア・ハンガリー帝国の領事でもあったエミール・イェリネックの当時10歳の娘の名前からとられたものなのだとか。

その少女の肖像は「メルセデス・ベンツ日本」のサイトで確認できます。

また、かつてのように気軽に海外にいけるようになった暁には、ドイツ・シュトゥットガルトの「Mercedes-Benz Museum」を訪ねて“世界初の自動車”を、ぜひ。

※1926年、「ベンツ」と「ダイムラー」の合併により誕生。

Top image: © Benjamin B/Shutterstock.com
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