新型コロナがもたらした、社会にとって「良いこと」とは?
新型コロナウイルスに苦しめられているここ数年。
辛いことが多いけれど、なかにはコロナによってもたらされた“良いこと”もあるみたい。
NIDA(米国立薬物乱用研究所)が毎年行っている、10代による違法薬物の使用率調査。 昨年はコロナによるストレスもあって、使用率の増加も懸念されてはいたが……結果は真逆だった!
2020〜21年の1年間、10代による違法薬物の使用率低下が、1975年の調査開始以来最大を記録したという。
これはドラッグ以外にも、未成年によるアルコール摂取や喫煙も含まれているそう。
外出規制によって自宅で家族と過ごす時間が増えたことで、屋外で薬物に触れる機会が減少したことが理由と考えられている。
ただし、この調査は例年と比べて欠陥がある可能性を指摘する声も。
親が近くにいることによって正直に報告していなかったり、オンライン授業のために学校での調査を受けていないなどが考えられるとのこと。 また、パンデミック収束後にリバウンドが起こることも懸念されている。
とはいえ、近年薬物の使用率が低下しているのは事実だそう。コロナが拍車をかけたことは、(こういう言い方は微妙だけど)パンデミックにも多少は社会にとって良い効果があったと前向きになれる結果とも言えなくない。
Top image: © iStock.com/shironosov