「世界経済フォーラム」が発表した「グローバルリスク報告書2022年版」

リスクを負って生きる。

決して望ましいことではないだろう。ただし、これからの“世界”が直面するであろう問題に目を背けてばかりはいられない。

国際機関「世界経済フォーラム(WEF)」が世界の政府や企業などの意見をもとに、今後の社会が抱えるリスクの全体像を描いた2022年版レポートについて発表

ここには、今後10年間における「深刻度から見たグローバルリスク トップ10」が以下の通り報告されている。

『「深刻度から見たグローバルリスク トップ10」今後10年』
1位:気候変動への適応(あるいは対応)の失敗
2位:異常気象
3位:生物多様性の喪失
4位:社会的結束の侵食
5位:生活破綻(生活苦)
6位:感染症の広がり
7位:人為的な環境災害
8位:天然資源危機
9位:債務危機
10位:地経学的対立

トップ3は、依然として続く環境問題。そのほか、拡大するばかりの社会的格差と分断についてや、現在も直面している新型コロナウイルス感染症の世界的大流行に起因するリスクも取り上げられている。

今回のレポートでは、サイバーセキュリティ宇宙開発競争無秩序な気候変動対策移民問題など、4つの新たに浮上するリスクについても言及されている。

併せて報告されたなかには、グローバルリーダーたちに今後想定されるリスクの管理対応策への検討を、より強調していくのが必須と呼びかけている。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。