この展示会、まるでSF映画!新鋭の造形家が生み出すエキセントリックな世界観

東京は神宮前にあるギャラリー「SAI」で、造形作家の池内啓人氏による個展「IKEUCHI HIROTO EXHIBITION」が開催中だ。

池内氏は「BALENCIAGA」の2022年春コレクションとのコラボレーションでも話題となった造形作家で、ファッション業界でも大きな注目を集めている人物だ。

生み出される作品は主にスーツヘッドセットガジェットなどの身に着ける工業製品がベース。そこに既製品のプラモデルや工業製品のパーツを組み合わせ、まるでSF映画にでも出てきそうな作品が誕生する。

池内氏の作品の最大の特徴は、そのプロダクトが本来持つ機能を残しながら、まったく新しい価値を与えること。

本来の目的を持ちながらも、整った細かいパーツの配列や無機質な色使いなどの視覚的なおもしろさを魅せる作品群は、見る者に「近未来」「ノスタルジック」「サイバーパンク」などのさまざまなイメージを想起させる。

それらの作品を人が実際に装着体験することで本来の芸術鑑賞とはまた異なった、その人にしか得ることのできない新しい発見があるはずだ。

池内氏自身にとって最大規模となるこの展覧会では、身体拡張ロボット「スケルトニクス」 の開発・製造チームとともに制作されたスーツ作品やそのほかの既存作品、同展で初公開となる体験可能な大型新作などが並ぶ。

これまでにないエキセントリックかつ、ソリッドな世界観は行ってみなければ分からない。開催期間は1月30日(日)まで。詳しくはこちら!

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。