グラフィックデザイナー/イラストレーター和田誠の“映画愛”

日本唯一の国立映画機関として、国内外の映画や関連資料の収集、保存、所蔵品の展示会などをおこなう国立映画アーカイブが、12月12日(火)より新たな展覧会を開催する。

今回は日本を代表するグラフィックデザイナー、イラストレーター故・和田誠氏の手がけた作品のなかから「映画」というジャンルのみに絞った『和田誠 映画の仕事』という展示会。

©文化庁
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生前は常に“映画ファン”を自称していた和田氏の作品を「知った・描いた・語った・集めた・撮った」という5つの切り口で振り返る。

そのなかには、若き日の和田氏が描いた「日活名画座」ポスターや俳優・監督などのイラストレーションを生かして装丁を手がけた映画書、『麻雀放浪記』に代表される映画監督としての和田氏にスポットを当てたコーナーなどが設けられている。

また、4つの監督作品に使用された音楽や主題歌、和田氏が生涯愛したアメリカ映画の名曲を聴ける音楽展示コーナーも用意。

本来は映画畑の人間ではない和田氏だが、映画に対するこだわりや世界観を改めて堪能することができるはずだ。

なお、会期中にはゲストを招いてのトークショーも予定されている。

「『和田誠 映画の仕事』展」

【会場】国立映画アーカイブ  展示室(7階)
【会期】2023年12月12日〜2024年3月24日
【料金】一般250円(200円)/大学生130円(60円)/65歳以上、高校生以下及び18歳未満、障害者手帳をお持ちの方(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料
※(  )内は20名以上の団体料金です。
【休室日】月曜日および12月26日(火)〜1月4日(木)
【開室時間】午前11時〜午後6時半(入室は午後6時まで)
※1月26日と2月23日は開室時間を午後8時まで延長予定
【公式ページ】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/makotowada2023/

Top image: © 文化庁
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