病院での実証テストがはじまる「ドローン配達」が、まるで「SF映画」のワンシーン
物流業界における革命ともいわれている「配達用ドローン」。
技術的な問題や法律的な障壁をクリアするために、各社が独自のシステムを作り上げるなか、「Matternet」が発表した“SF映画のような配達”に注目が集まっている。
大手配送会社「UPS」の提供するネットワークを使用して配達がおこなわれるというこのシステム。樹木を彷彿とさせるような「ドローンステーション」を設置し、ドローンがステーション間を行き来するというものだ。
ステーションがあることで安全性が担保され、電池の交換などもスムーズにおこなえるという。
頻繁に交通渋滞が起こるエリアなどでは、血液などの検体や医療品、ワクチンといった、人の命に関わるものの運搬への利用が期待されている。
このステーションは、今年前半までには設置され、実証が開始される予定。それにしても、まるでSF映画のようなこんなシーンが、そう遠くない未来に実現することになるとは......。
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