ホントに?「消防車が赤い理由」が......意外すぎ!
何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。
それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。
アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?
似合う色の日
今日は「日本パーソナルファッションカラーリスト協会」が、その日付にちなみ、「2(に)」「16(いろ)」という語呂合わせをもとに考案、制定した「似合う色の日」です。
今回は、そんな「色」にまつわるお話を、ひとつ。
さて、唐突ですが、1年でもっとも火災が多い月はいつだと思いますか?
答えは「3月」。「暖をとるため火を使う冬じゃないの?」と思った人も多いのでは?
3月は大気が乾燥した日が続き、さらに風が強いシーズンであることから、1年のうちでもっとも火による災害が起こりやすく、また拡大しやすい時期なのだとか。
そんな火災の際や災害時の心強い存在が、サイレンや鐘を鳴らしてすぐさま現場に駆けつけてくれる「消防車」ですが、梯子(はしご)車、ポンプ車、工作車など、それらの多くが赤くペイントされています。
じつはこれ、「運輸省令(道路運送車両の保安基準)」で「緊急自動車の車体の塗色は、消防自動車にあっては朱色とし、その他の緊急自動車にあっては白色とする」と定められているからだけでなく、じつは“意外”なこんな理由も......。
「東京消防庁」のサイトによると、そもそも、日本で消防車の導入がはじまった当初、その多くは海外から輸入されていたのだとか。
そして、その車両のほとんどが納車時にすでに赤く塗られており、現在もその名残りによって消防車=赤(朱)となっているとのこと。
つまり、消防車が赤い理由、それは──もともと赤かったから(笑)
なんとも納得いくようでいかない説明のように感じる人もいるかもしれませんが、ともあれ、災害現場に颯爽と現れる、あの赤い車両とそれに関係する人々によって、今日も安心で安全な社会が保たれているのです。
あらためて、感謝を。