ネット中毒の子ども、街を潰す

現代の親御さんにとって最大の悩みの種の一つが、子どものネット中毒だとか。

たしかに大変だとは思うけど、あんまり無理に(物理的に)制限するのはお勧めしません。

なぜなら……

これは、

フランスで起きた

ある“大事件”のおはなし。

男性は、子どもの過剰なネット中毒に頭を悩ませていました。どうしてもやめてくれないので、男性は強制的に止める策を講じます。それは、

「ジャマーを使って電波をシャットアウトする」

というもの。夜間、自宅のネット環境を物理的に遮断すればさすがに諦めてくれると思ったのでしょう。しかし、彼が使用したジャマーの効果は存外大きく、

「二つの自治体を含む、町全体のネットがシャットダウン」

というとんでもない事態に発展。ジャマーの無断使用は(フランスでも日本でも)違法なので、男性はもれなく逮捕されてしまいました。

地域住民から続々とネット切断の報告を受け、行政が調査を開始。男性の責任が立証され、最長6ヵ月の禁錮刑3万ユーロ(390万円相当)の罰金という、おも〜い刑罰に直面しているそう。

男性はもちろん子どものネットを止めたかっただけで、町の通信を遮断するとは想像もしていなかった。

それでもこれだけ重い罰に晒されるとは……現代社会にとって重大な問題なんだろうけど、もはやこれ、社会全体がネット中毒に陥っていることを意味しているのでは?(笑)

恐るべきネット中毒の闇。大事に至ったことで、くだんの子どもは自粛できるようになったことを願おう。

Top image: © iStock.com/Bulgac
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