33年で初「ザ・シンプソンズ」4本の指で手話するキャラクター登場!
アメリカで放送開始から33年。ご長寿アニメシリーズ『ザ・シンプソンズ』に初めてろう俳優が起用された。
今回登場した新キャラクター「モンク」は、生まれた時から耳が聞こえず、人工内耳をしているという設定。声優はテレビドラマ『グリー』にも出演した、ろう俳優のジョン・オートリー2世が担当した。
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「モンク」登場のきっかけは、放送作家のLoni Steele Sosthand氏。
じつは、彼女には耳の聞こえない兄がおり、自身の経験を今回のストーリーに反映させたのだとか。
「ひとつ年上の兄が聴覚障害をもって生まれたことは、私という人間を形成する上でとても重要なことでした。だから、このストーリーは私の心とともにアイデンティティとも密接に関係している内容なんです」。
Sosthand氏はCNNのインタビューでこう明かしている。
また、手話をするエピソード制作にあたって、シンプソンズのキャラクターは指が4本しかないため、ASLの専門家に手話が伝わるかどうか確認してもらったという。
第722話目にして“初めて”のキャラクターにろう俳優を起用した『ザ・シンプソンズ』。よりインクルーシブな物語を多くの人に届けることが、これからのエンタメなのかもしれない。
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