アウトドアブランドなのに「究極のインドアアイテム」を手掛けたワケ

ハイファッションからストリートスポーツブランドまで様々なファッションブランドによるメタバース参入が相次ぐ昨今。

新たな可能性を探索すべく、今度はアウトドアスタイルブランドがお出ましだ。 

あの「ティンバーランド」が、フォートナイトのゲーム内にオリジナルのメタバース空間ティンバーランド・パルクール・トレイルの展開を発表。

© ティンバーランド/VF ジャパン

これは、ブーツデザインの可能性を拡大すべく同ブランドが2018年から続けているリデザイン・プロジェクト「CONSTRUCT: 10061」の一環。 

クリエイティブスタジオと協力してメタバース空間専用のバーチャルブーツ「メタ・ブーツ」をデザインすることで、シューズデザインの在り方を再構築するというものらしい。 

Epic Gamesが開発した最新エンジン「アンリアルエンジン」を駆使して生み出された仮想世界には、ティンバーランドのブーツをモチーフにした精密なオブジェクトが立ち並んでいる。 

© ティンバーランド/VF ジャパン

コンテンツとしては、3つのメタ・ブーツを求めて仮想世界を探索したり、サンプルを収集して特別なゲーム内エフェクトを獲得したりできる。

アウトドアのアイテムを手掛けてきたブランドが“究極のインドア”であるメタバースに参入するとは何とも皮肉な話だが、 考えてみれば、メタバースの目玉である「探索」という要素は、アウトドアスタイルブランドにとってはブランド理念との相性が良いのかもしれない。

ニューイングランドの過酷な自然の中で、働く人々のために生まれたティンバーランドのブーツは、未知の新天地である仮想世界で、新たな一歩を踏み出すマイルストーンになるのかもしれない。 

© ティンバーランド/VF ジャパン
Top image: © ティンバーランド/VF ジャパン
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。