アディダスが新たなメタバース展開を発表
2021年は「NFTの年」っていうくらい、NFT産業の拡大がすごかった。そんな急拡大のNFTはバーチャル世界という点で、これまた流行りのメタバースとも相性が良いみたい。
特にアートの世界では、文字通り“桁違い”の規模で市場が拡大していったけど、これは他の産業にとっても無視できないものであるようで。
昨年11月には「ナイキ」が「Roblox」上にバーチャルワールド「NIKELAND」を展開するなど、他産業からの参入も盛り上がりはじめている。
さらにその一ヶ月後、波に乗るべく、同じくスポーツ用品産業から「アディダス」が新たに仮想空間への突入を発表した。
先立って公式サイトやアプリにて「INTO THE METAVERSE」と題した特設ページが開設。いわく……。
「メタバースでは誰もが独自のアイディアを表現でき、そして、どんな形態であれ正真正銘の自分でいられる。ブロックチェーンのおかげで、パイオニアたちは自分が作ったものを所有できる。彼らの助けを借りて、スポーツにおける最も革新的なメンバーファーストのデジタル体験ができる場所になるだろう」
とのことで、クリエイティビティという点でアディダスがメタバースに参入することは自然なことであるらしい。
そして、なんとこのメタバース参入には、あの「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」や「PUNKS Comic」、更にはNFT界の一大インフルエンサーであるgmoneyが関わっているそう。
アディダスはBAYCのNFT作品「ape #8774」を購入し「Indigo Herz」と命名。「心の目で世界を見る反骨精神を持つ楽観主義者」である彼を中心に、本格的なメタバース展開を計画しているようだ。
こちらがIndigo Herz。まさにあのBAYCのタッチで、そこにはPUNKSやgmoneyのロゴも見える。
詳細はまだ明かされていないものの、既にメタバース参入記念のNFT商品を販売(既に完売)しているなど、その本気度にはかなり期待ができそう。
迫る「新たなフロンティア」から目が離せない。続報を待とう。