アディダスが新たなメタバース展開を発表

2021年は「NFTの年」っていうくらい、NFT産業の拡大がすごかった。そんな急拡大のNFTはバーチャル世界という点で、これまた流行りのメタバースとも相性が良いみたい。 

特にアートの世界では、文字通り“桁違い”の規模で市場が拡大していったけど、これは他の産業にとっても無視できないものであるようで。 

昨年11月には「ナイキ」が「Roblox」上にバーチャルワールド「NIKELAND」を展開するなど、他産業からの参入盛り上がりはじめている。 

さらにその一ヶ月後、波に乗るべく、同じくスポーツ用品産業からアディダス」が新たに仮想空間への突入を発表した。 

© GROUNDEAD TV/YouTube

先立って公式サイトやアプリにて「INTO THE METAVERSE」と題した特設ページが開設。いわく……。

「メタバースでは誰もが独自のアイディアを表現でき、そして、どんな形態であれ正真正銘の自分でいられる。ブロックチェーンのおかげで、パイオニアたちは自分が作ったものを所有できる。彼らの助けを借りて、スポーツにおける最も革新的なメンバーファーストのデジタル体験ができる場所になるだろう」 

とのことで、クリエイティビティという点でアディダスがメタバースに参入することは自然なことであるらしい。 

そして、なんとこのメタバース参入には、あの「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」や「PUNKS Comic」、更にはNFT界の一大インフルエンサーであるgmoneyが関わっているそう。 

アディダスはBAYCのNFT作品「ape #8774」を購入し「Indigo Herz」と命名。「心の目で世界を見る反骨精神を持つ楽観主義者」である彼を中心に、本格的なメタバース展開を計画しているようだ。 

© 2022 adidas

こちらがIndigo Herz。まさにあのBAYCのタッチで、そこにはPUNKSやgmoneyのロゴも見える。

詳細はまだ明かされていないものの、既にメタバース参入記念のNFT商品を販売(既に完売)しているなど、その本気度にはかなり期待ができそう。 

迫る「新たなフロンティア」から目が離せない。続報を待とう。 

© adidas Originals/Twitter
Top image: © 2022 adidas
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。