サウナが好きで交わった、奇跡。

いまやブームを通り越し、新たなカルチャーとなりつつあるサウナ。その魅力にいち早く取り憑かれ、どっぷり浸かり、サウナカルチャーを発信し続ける生粋のサウナ女子がいます。

サウナ大好き作家・岩田リョウコさんと、サウナをこよなく愛する女優・清水みさとさん。

ふたりがどのようにサウナを日常に取り入れ、どんなサ活を楽しんでいるのか。気になりますよね? というわけで、ふたりのサウナの日々を交換日記に綴ってもらいました。

第2回は、みさとさんからリョウコさんへ──。

©清水みさと

リョウコさんへ

 

スカイスパYOKOHAMA」での4日間サウナなし生活からの解放……おめでとうございます!

リョウコさんがスカイスパの「テルマベッド」で大ととのいしている姿が目に浮かびます。ちなみにこのテルマベット、女性側にしか置いてないそうです。男性では新橋の「オアシスサウナ アスティル」にあるとかないとか!?

 

さてさて、始まりましたね。「サウナ交換日記、やりませんか?」とリョウコさんが誘ってくれたとき本当にうれしくて、情緒のない“食い気味”の「イエス!」になってしまいました(笑)

だってわたし、リョウコさんの書く文章が大好きだから。リョウコさんの言葉選びはいつも楽しく、時に深く、笑ったり考えさせられたり。読者のわたしはどこまでも行けてしまいます。同じ景色を見ていたことが文章になったときなんて、どこにそんなユーモアが転がってたの? と衝撃を受けたり。

なので、リョウコさんが自分の文章に納得がいっていないと知って驚いたので、声を大にしてもう一度言わせてください。リョウコさんの文章が大好き!

 

リョウコさんとわたしは、年齢も職業もまるで違うのに「だよね!」と言い合うことがたくさんあって、あっという間にお友だちになりましたよね。

これまでの人生だってもちろん全然違うのに、道順や天気が違うだけで、登ってる山は同じ気がしてなりません。

それでね、ふと、サウナがなかったら、わたしたちは出会っていたのかな? と思ったんです。どう思いますか? ちょっと試しにわたしたちから「サウナ」を消してみようと思います。

 

……結構マジメに考えたんですけど、これが見事に交わらない!

 

そんなわたしが絞りだした微々たる可能性をご覧ください。

①わたしがリョウコさんの連載もしくは本を読んで、著者として知る

これが一番可能性高いけど、「知る」のネクストステージに行くのかどうか怪しい。

渋谷PARCOにある「博多天ぷら たかお」の常連で、1200円のランチをご機嫌に食べていたら、カウンター席で顔見知りになる

③同じタイミングで今の仕事に飽きて、突然、好物の大福を作る「欲しかったら持って帰っていいよ」待ちのバイト先で出会う

 

どれも無理があるものばかりでした。ジャンボ宝くじのほうが確率が高そうです。

 

サウナを、何かを好きになるって、言うなれば人生において、ものすごく小さい、豆粒くらいの出来事だと思うんです。結果的に大きくなるだけで。だから、なんでもないと思っていたもののなかに、こんなに素晴らしい内容が詰まっているんだなあと、出会いを振り返ってしみじみ、思ったのでした。

星の数ほどある好きの選択肢の中で、サウナが交わって本当によかったです。

 

それにしても、交換日記、いいもんですね!

リョウコさんへ書けばいいっていうだけで楽しくて、肩の力が抜けて、自分の考えがどんどん膨らみます。なんだか自分自身のをしているような気にもなってきて、フシギな気持ちです。

 

旅といえば、最近なんだか海外づいているわたしです。

タイにオランダ、ドイツにベルギー。まだまだ知らないことがいっぱいで、世界はなんて大きいんだろうと感動しきりです。

「旅は心を広げるという言葉があるんだよ」と、わたしに教えてくれたのを覚えてますか? その言葉通り、わたしの心はどんどん広がって、空まで羽ばたいていきそうです。なんなら空を超えて宇宙にまでいっちゃって、無重力サウナでととのいそう! 感動のせいで、何もかもオーバーですが悪しからず(笑)

 

長年海外で生活をし、いろんな国に行ったことのあるリョウコさんの、今一番行きたい国はどこですか?

 

PS.
そんな海外帰りのわたしは成田空港に着いてすぐ、どデカいスーツケースを転がしながら、家より先にジムのサウナへ。日本のサウナは24時間開いていたり、気軽に入れたり、なんて便利なの!と、こちらも感動しきりです(笑)

清水みさと

俳優、タレント。サウナ好きが高じて、「サウナイキタイ」ポスターモデルをはじめ、ラジオ「清水みさとの、サウナいこ?」(AuDee/JFN全国21局ネット)のパーソナリティーを務め、TBS「世界ふしぎ発見!」など多方面で活躍中。

↓↓「サウナ交換日記」Vol.1はこちらから↓↓

Top image: © 清水みさと
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。