あの日、サウナで話しきれなかったこと。

いまやブームを通り越し、新たなカルチャーとなりつつあるサウナ。その魅力にいち早く取り憑かれ、どっぷり浸かり、サウナカルチャーを発信し続ける生粋のサウナ女子がいます。

サウナ大好き作家・岩田リョウコさんと、サウナをこよなく愛する女優・清水みさとさん。

ふたりがどのようにサウナを日常に取り入れ、どんなサ活を楽しんでいるのか。気になりますよね？ というわけで、ふたりのサウナの日々を交換日記に綴ってもらいました。

第1回は、リョウコさんからみさとさんへ──。

みさとちゃんへ

今日もサウナ行ってますか？

愚問でした、行ってるよね……。わたしはと言うと、なんだかやることが多くて、中途半端になにも片付かないまま時間ばかりが過ぎています。

サウナに行けばスッキリしてはかどるのはわかってはいるけど、何も終わっていないのに出かける罪悪感なのか、悪あがきしながら家で仕事をしています。

わたしはなんだかんだでもう10年近く書く仕事をしていますが、正直言うと自分の書く文章で納得がいったことは全然なくて、「本当にこれでいいのかな」と思いながらどう直していいのかもわからず、もう長く時間が経っています。

他の人のエッセイやコラムをたくさん読むのですが、みんな上手に書くなぁと感心するばかりです。そしてみさとちゃんもそのひとりです。

みさとちゃんは本をたくさん読むから、情景が思い浮かぶような表現や気持ちの良い文字の流れがちゃんとわかっている人だと思います。

だから以前、みさとちゃんが書いた文章を読んだ時にスラスラ読めると同時にみさとちゃんがわたしの頭の中でテレビのように動き出す感じがしました。だからもっと読みたいと思ったんです。

そう思ったら、文章をわたしに向けて書いてほしいという欲が生まれてきちゃいました。

いつもメッセージのやりとりをしたり、サウナや人生やいろんなことを話しているけど、わたしたちの会話はいつも話すことが多過ぎて四方八方に飛びまくり。なので、お互いゆっくり書いてみるのはどうかなと思って「サウナ交換日記」を提案してみました。

食い気味で「やりたいっ！」と言ってくれてうれしかったです。

みさとちゃんとは年がだいぶ離れているから、たぶん普通の学校や社会生活では交わることのない世代なのに、こうしてサウナを通じて仲良くなり、サウナだけじゃなくて人生まるごと話せる友人になりました。

不思議なことに世代の違いを感じることもなく（わたしが上だから鈍感なだけ？）同じ感覚や考え方を持っているから意見が合わずに遠慮するなんてこともなく、何を言っても通じてしまうから本当に楽です。

本当に30歳ですか？（笑）
サウナに長く入っていると早めに達観するんですか？（笑）

というわけで、こんな感じでわたしとみさとちゃんがそれぞれサウナへ行ったときのことや日々のこと、そして感じたことをお互いに書き合うという、“公開サウナ交換日記”をはじめることになりました。

ちなみにわたしをサウナの道へいざなってくれたのは、何を隠そうこのTABI LABOを運営する「NEW STANDARD株式会社」CEOである（ビンちゃん）こと、久志正太郎さん。わたしの師匠のもとで5年後にこうしてサウナ交換日記を書ける日が来るとは。なんだか感慨深いです。

いよいよはじまりますが、みさとちゃんどうでしょう？サウナのことを書こうかと思ったんですが、恐ろしいことにもう4日くらいサウナに行ってなくて……。

最初にも書きましたが、締切に迫られると朝起きて寝るまで同じ服装でずっとパソコンの前に座る生活をしてしまう、サウナがおろそかになってしまうんです。しかし！

サウナがおろそかになる＝乱れる＝書けない＝締切を落とす

確実にこの構図が見えているのに、わたしはなにをしてるの！ちょっとサウナ行ってきますね。

4日間行っていないので、思いっきりととのいたい！ そんなときは決まって「スカイスパYOKOHAMA」です。わたしが好きなタイプの高温・高湿のサウナ室。そして水風呂15度。すべてが絶妙すぎるバランス。

みさとちゃんともよくスカイスパ集合しますが、今日はもうわたし、待ったなしでサウナを欲しているので急いで一人で行ってきますね～！

みさとちゃんのお返事、楽しみに待ってます。

「スカイスパYOKOHAMA」

【公式ページ】https://www.skyspa.co.jp/