猫のいる生活、はじめました。

サウナ大好き作家・岩田リョウコさんと、サウナをこよなく愛する女優・清水みさとさん。

ふたりがどのようにサウナを日常に取り入れ、どんなサ活を楽しんでいるのか。気になりますよね？ そこで、ふたりのサウナな日々を「交換日記」に綴ってもらいました。

今回は、リョウコさんからみさとさんへ──。

みさとちゃんへ

みさとちゃんの日記を読んだら、サウナブーム真っ盛りのノルウェー、猛烈に行きたくなってます。

もう10年も前になるんですが、はじめて北欧へ行った時、デンマーク、スウェーデン、フィンランドの3ヵ国を巡ったんです。その時、ノルウェーも行きたかったんですけど、ちょっと欲張りすぎかなと思って、ノルウェーは次回、アイスランドとセットで……なんて思ってたらサウナにハマって、フィンランドばかり行くようになって忘れ去ってしまっていました。あぁ、ノルウェーに行ってみたい気持ちが膨れ上がりました！

4ヵ国巡って、インターナショナルな夏を過ごしたみさとちゃんとは対照的に、わたしはひたすら家にいます。しかもじっと家にいたくて、いるのです。理由は、保護猫を迎え入れたから！

以前飼っていた猫も保護猫でした。シアトルのアニマルシェルターで出会った9歳のおばさん猫（人間でいうと50歳超え）でした。9年一緒に過ごした家族に捨てられて、シェルターにいました。実はわたしもその時のパートナーと別れ、ひとり暮らしを始めたところでした。ひとりになってしまった同じ境遇同志だったこともあって、わたしにとって大切な家族になりました。

アメリカでシアトルとサンフランシスコに住み、それから日本へも一緒に引っ越してきました。突然現れた日本人の飼い主のせいで、50歳を超えて急に遅咲きのワールド・トラベラーになってしまったその猫も、17歳で天国へと旅立っていきました。

家族よりも一緒に長い時間をふたりで過ごしたので、最期の看取りもお別れも、とても辛かったです。亡くなった日の夜、みさとちゃんが駆けつけてくれたことは、今でも本当に感謝しています。一緒にいてくれたおかげで取り乱すこともなく、死を受け入れられました。

でも、実は亡くなってから1年は毎日涙がポロリと出ていました。悲しいというより、もうここにいなくて寂しくて。ですかね。

1年半経って、ポロポロと涙が出ることも少しずつ減ってきたころ、新しい猫を迎え入れることを考え始めました。前の猫は9歳だったこともあって、わたし以外の人になかなかなつかず、最期の看病がとても大変だったので、今回は子猫を迎えてフレンドリーに育て上げたいと思っていました。

そして、出会ったのが生後3ヵ月の保護猫！そしてまたこの新しい出会いの場所にも、みさとちゃんが来て一緒に選んでくれました。もう“サブ飼い主”ということでいいでしょうか？（笑）

というわけで、仔猫ちゃんなので目が離せず家にいます。

大騒ぎして走り回って遊んで、コロっと寝て、寝てたと思ったら起きてまたギャーギャー言って……。そのお相手でわたしも大忙しです。なので、サウナもゆっくり行っていません。

それでも再び訪れた猫との生活で、サウナなしでも十分に副交感神経が立ち上がっている状態です（ちなみに写真は、わたしたちの友人であり、みさとちゃんの結婚式の写真も撮ってくれた「そえちゃん」こと、添田康平さんが撮ってくれました！）。

とはいえ、サウナには行くんですけどね（笑）。

「ドシー恵比寿」にすごく久しぶりに行ってきました。ドシーは、まだサウナがこんなになかった時に、いち早く全国でも珍しいセルフロウリュを取り入れたサウナ。1時間1000円で、SNSをフォローしていることをフロントで見せると無料でプラス30分滞在できます。なので、サクッとサウナに行きたい時にぴったりです。

やっぱりサクッと行くだけでも、サウナって体を浄化してくれるというか、体の中、頭の中の悪いものを外に出してくれるような気がします。サウナに行かなくても結構大丈夫、なんて思ってましたけど、やっぱりサウナはいい。サウナでだけ得られる気持ちよさがあります。サウナの代用はやっぱりないんだって再確認しました。

そんなこんなでわたしの猫生活、またスタートです。

みさとちゃんの1年ぶりにイギリスに戻った気持ちも知りたいですし、英語に対する気持ち、何か変化はありましたか？ 旅の続きの話、楽しみにしています。

『ドシー恵比寿』

【住所】渋谷区恵比寿1-8-1
【公式サイト】https://do-c.jp/ebisu/

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